ナトリウム-塩化物泉
(堀田の湯) 13.2度 / H14.12.25
Na+ = 2512 / K+ = 44.52 / NH4+ = 4.72 / Mg++ = 43.72
Ca++ = 38 / Cl- = 3857 / Br- = 13.82 / HCO3- = 464.3
H2SiO3 = 55.7 / HBO2 = 113.7 / 成分総計 = 7098mg
富山県氷見市堀田1364
0766-91-0386
男女別内湯
350円
4:00 – 21:00
神代温泉からすぐ近く、山をひとつ挟んだ裏手のような場所にあります。
周囲が山に囲まれたとても素朴な一角にあり、看板が鄙びていてとても良い風情を醸し出していました。
聞けば、歴史のある由緒正しい温泉なのだとか。
期待に胸が膨らみます。
内部も実に素朴なものです。
入って右手に受付けがあり、すぐ目の前が男女別の内湯。左手側には休憩できるスペースがあるみたいです。
脱衣所は必要最小限があるシンプルなものですが、目立つ所に盗難注意の張り紙がありました。別に珍しいものではありませんが、こんな素朴な所でもあるんですね。何だか悲しい限りです。
さて、お風呂。勿論内湯のみです。
タイル張りの浴室で、洗い場数人分と、奥に湯船があるとてもシンプルなもの。
で、お湯・・・ですが・・・ん~・・・
なんと、オーバーフローしていないのはともかくとして、湯船の半分くらいしか溜まっていません!
お湯を張っている途中かと言うとそうでもなく、どうやら完全循環です。
湯口らしき蛇口はピッタリと閉じられていて、蛇口のノブすらないのでこちらで勝手に足すことも出来ないようになっています。
そして極めつけは臭い。なんと、今までの常識を覆すような、強烈な塩素臭が室内中に充満しているではありませんか!
東京の銭湯が可愛らしく思えてしまう程の塩素臭です。これはちょっと凄いです。
プールに入る前に消毒する高濃度塩素の水槽がありますが、それに迫る強烈な臭いがしているのです!
いやぁ、正直、このままお湯に浸からず帰ろうかと思ってしまいました。
しかしそれではノーカウントになってしまいますし、払ったお金も無駄に・・・
折角なので、飛び込んでみました。
・・・10秒後、お湯から既に出ている私がいました。
肌がむず痒いです。なんか、全身消毒されちゃった気分です。
ある意味、雑菌が全て死滅し、清潔そのもの、かも知れません。
性とでも言うんですかね、舌先で舐めてみたところ、塩分を感じました。
その後必死に口をゆすいだのは言うまでもありませんが・・・
たまたまこの時だけこんな酷いありさまだったのかも知れませんが、少なくとも私の中では、わざわざ富山に来て入るような所だと思いませんでした。
歴史あるお湯だそうですが、こんな使われ方していたら源泉が可愛そうです。
外観や歴史、良い素材があるのだから、塩素循環するにしても、せめてもう少しだけマシな湯使いをしてあげるべきだと思いました。
どうでもいいですが、駐車場から出る際、凄い久しぶりにエンストしました。
動揺を隠せなかったのかな?えらく凹みました。
悲しい一湯です。
2007-6/17
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