アルカリ性単純硫黄温泉
52.8度
熊本県熊本市北区植木町米塚208
096-274-6006
男女別内湯・露天風呂
500円
10:00 ~ 21:00
植木温泉にあるお宿です。
なお、こちらは旅館ですが、同じ松の湯の名前で公衆浴場 松の湯もあるので、少し紛らわしいですね。
植木温泉は明治30年代に開湯し、その頃は平島温泉と呼ばれてたそうです。
その後昭和30年代に新源泉を発掘し、以来植木温泉と名前を改め今に至るそうな。
こちら旅館 松乃湯さんの高祖父(四代前)がその新源泉を掘り当てたという、植木温泉でも歴史のある由緒正しいお宿です。
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本来であれば公衆浴場の松の湯の次に入る予定だったのですが、9時にオープンすると思って来てみたら看板に10時からと書かれていました。
仕方が無いので他のお宿に立ち寄りつつ、10時に改めて来ました。
立ち寄りをお願いすると女将さん快諾。
気さくな話し方をされる、とても感じの良い方です。


男女湯は日替わりで入れ替えるそうで、この日の男湯は内湯と半露天風呂だそうです。
女湯側にも内湯と、半のつかない露天風呂があるみたいですね。
ほぼ10時ピッタリに来たのですが、既に先客がおふたり。
宿泊されている方なのかな?
もしかしたら10時を待たずにフライングで入る事が出来たのかも?

お湯は湯舟の色の影響で赤黒く見えますが、実際は無色透明です。
ふんわりと甘い硫黄臭が香る、肌触りツルツルの気持ちが良いお湯です。
湯口の形状が面白くて、壁面の岩から染み出していました。
もちろん造り物ですが、面白い趣向です。


湯口のお湯に手を触れると、素手で触るにはギリギリ熱すぎる程度の温度でした。
ただ、そのままだと熱すぎるので、同時に加水もされており、触る場所によっては冷水です。
脱衣所に掲示されていた簡易成分表によると、源泉温度は52.8度と高く、季節によって割合は変えていますが常時加水しているようですね。
ただ、加水しているから薄いかと言うとそんな事も無く、これはこれでなかなか良いお湯です。
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続いて半露天風呂。
言葉通りの半露天で、隙間風程度の通気はありますが、ほぼ全面が屋根に覆われていて、開放感は一切ありません。


ただコレはコレでなんか落ち着けて良いんですよね。
同じお湯なのですが、湯気やシャンプーなどの臭いが籠りがちな内湯より、この露天の方が気持ち良かったです。
少しだけ難点を指摘するなら、お湯が浅いので肩まで浸かるとほとんど寝湯になってしまい、頭を乗せる場所に困ります。
首が変な形で曲がってしまうので、出来ればもう少し湯底が深い方が嬉しいかな。
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植木温泉の歴史を語る上では外せないお宿です。
折角植木に来たならば、ここも是非入っておきたいですね!
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2025年 5月14日 - 初訪問・日帰り入浴
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