
単純温泉
(源泉名:鹿教湯温泉混合泉(2号、3号、4号、5号、6号))
47.1度 / pH8.19 / H14.11.22
Na+ = 86.4 / K+ = 1.9 / Mg+ = 1.1 / Ca+ = 69.8
Mn+ = 0.02 / Sr+ = 0.5
F- = 0.9 / Cl- = 53.7 / HCO3- = 33 / HS- = 0.04
SO4– = 251.6 / CO3- = 0.6
H2SiO3 = 41.5 / HBO2 = 1.1 / CO2 = 5.6
成分総計 = 547.8mg
長野県上田市鹿教湯温泉1295−2
0268-44-2206
男女別内湯
11:00 ~ 19:00
大人300円 小学生200円 3歳以上100円
2025年3月末にて閉業
鹿教湯温泉にある国民宿舎です。
惜しまれつつ、2025年の3月末で廃業となってしまいました。
今回、ギリギリのすべりこみセーフで立ち寄り入浴してきました。
廃業してしまったらもう入れませんからね・・・
玄関先には廃業を知らせる張り紙が掲示されていました。


「運営改善が見込めず」「民間事業者からも(中略)有効な提案はございませんでした」と書かれた文面に胸が締め付けられます。
何とかして残したかったのでしょう、さぞ無念だったことでしょうね。
温泉は地下にありました。
勿論ですが男女別です。


施設の規模から想像すると、ちょっと手狭に感じる程の浴室です。
湯舟は2箇所、脱衣所から向かって左手前にある小さい湯舟は少し熱め。
広々とした奥が適温です。
源泉は鹿教湯の共同源泉が利用されています。


残念だったのは、浴室入った瞬間から臭う塩素臭。
どうやら循環されているようですね。
大きい湯船のほうが塩素臭が強く、小さい方からも塩素臭がします。
小さい湯舟のお湯から臭う塩素臭がしますが、こちらの方は比較的弱め。


鹿教湯のような成分が薄くアッサリした単純温泉は、多少雑な湯使いをしても誤魔化しが効いてしまう濃厚な源泉と比べて、湯使いの影響を顕著に受けます。
直前に入ったかつら荘のお湯の印象が非常に良かっただけに、改めてお湯の管理の難しさを感じます。


奥の湯舟にあった湯口の上には「源泉」と書かれた板が置かれていました。
これで掛け流しであれば、この板の存在感も違っていたんですけどね~・・・
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なにはともあれ、長い間の営業お疲れ様でした。
お湯の印象については好き勝手書いておりますが、温泉宿の灯がまた一軒消えてしまった事についてはとても悲しいです。
せっかく立派な建物なので、何か有効な形で再利用される事を陰ながら祈っております。
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2025年 3月30日 - 初訪問・日帰り入浴
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