アルカリ性単純温泉?
成分表未確認
熊本県山鹿市長坂117
0968-43-2353
男女別内湯
24時間 (いまは11時までとの情報あり、要確認)
大人300円 小人150円
山鹿温泉の中心部からはちょっと離れた場所、位置的には山鹿温泉と植木温泉の間にポツンとある温泉です。
ナビ通りに来たのですが、到着したのは住宅街のど真ん中で、辺りは真っ暗です。
アレ? ここで合っているのかな?
普通だったら看板なんかがある筈ですけど、目印になるような物が何もありません。
ナビだとココなんだけどなぁと、辺りをキョロキョロしていたら、暗闇の中にそれっぽい建物発見。暗がりの中で目を凝らしてよく見ると、建物に「幸徳温泉」と書かれています。
あぁやっぱりココだ、電気もついていないし今日は定休日なのだろう。
諦めて帰ろうとしたら、一台の車が駐車場にす~っと入って行きました。
様子を見ていたら、車の中からオジサンが風呂道具片手に出て来ます。
え? やってるの? まさか、だって真っ暗ですよ!?
すかさずそのオジサンに声を掛けてみたところ、「営業しているよ」「こっちだよ」と、親切に案内してくれました。
オジサンの話によると、もう随分と前から夜は真っ暗で電気すらつけていないそうです。
以前は24時間営業だったそうですが、ここ最近は11時頃になると閉めるそうですね。
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館内も真っ暗でした。
オジサンがいて良かったです、これ、一人だととても入る勇気ありません。
暗くて怖いってのは勿論ありますけど、これだけ電気が消えている施設に入るのって、不法侵入しているようで気が引けるんですよね。
入浴代は300円、券売機で買って受付に置くスタイルです。
もちろんですけど、受付に人はいません。
建物自体はとても立派なんですけどね、それだけに余計不気味さを感じるわけでして。
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さて肝心のお風呂ですが、勿論ですが男女別。
広々とした内湯と露天風呂があります。
内湯は洗い場がズラリと20人分近くあり、湯舟は4槽かな?
手前から小さな湯舟、これは人肌程度に温いお湯。
その隣に適温湯舟、更に隣がちょっとぬるめの湯舟、一番奥がかなり温めの湯舟です。
人肌湯舟以外はかなり大きな湯舟でした。
勿論ですが、この浴室もかなり薄暗いです。
やる気が無いのか、それとも節電なのかな?
そして驚いた事に、こんなにやる気なく(失礼!)真っ暗なのに撮影禁止でした。
え~、どうせ誰もいないんだから撮影しても良いじゃん! と思いきや、意外な事に結構利用者がいます。
浴室がかなり広いので手狭さはありませんけど、10人位かな?
各自好きなポジションに陣取って寛いでいました。
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ちなみに私が気に入ったのは、一番奥にあるかなり温めの湯舟です。
体感で35度位かな? 体温よりも僅かに下回る程度の温度で、お湯に浸かれば浸かる程に体温を奪われて体が冷える温度です。
でもこれが妙に気持ち良いんですよね。
この日は朝からずっと温泉に入りまくっていたので、温いお湯が体に沁みたのかもしれませんね。
なお肝心のお湯の印象ですが、ほぼ無臭です。僅かに成分臭を感じるかな?
ほんの少しツルツルする肌触りもありました。
優しくて気持ちの良いお湯です。
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最後に露天ですが、ほぼ水風呂でした。
九州とは言え、5月はまだまだそこまで暑くありませんので、流石に誰も入って無かったです。
真夏であれば気持ち良いのかも?
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今回の九州ツーリングでは色んな温泉に入りましたが、その中でも特に印象深い温泉のひとつです。
もし再訪する機会があれば、今度は日中に来てみたいなぁ~
でも、この真っ暗な雰囲気も捨てがたいです。
誰にでもオススメ出来るような温泉ではありません。
ちょっとくらい怖くても楽しめるって方であれば、激しくオススメな一湯です。
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2024年 5月16日 - 初訪問・日帰り入浴
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