平山温泉熊本県

城山公衆浴場 (平小城温泉) ★4.0

アルカリ性単純温泉
42.1度

熊本県山鹿市平山5084-4
男女別内湯
200円
13:00 ~ 22:00

平山温泉の中心部から少し外れた位置にポツンと建っている公衆浴場です。
平山温泉の一部だとは思いますが、看板には「平小城温泉」と書かれていました。

余談ですが、平小城と書いて「ひらおぎ」と読みます。
その昔、この辺りには城村、小群村、平山村があったそうです。
明治22年にそれぞれの頭文字をとって平小城村が発足されましたが、昭和29年に近隣町村と合併し山鹿市となり、平小城村は消滅してしまいました。
ここ城山温泉は平小城村を記憶に留める貴重な温泉です。

.

とても素朴な公衆浴場です。
受付にはお婆ちゃんがいて、200円払って中に入ります。
畳み間もありましたので浴後に休憩も出来そうです。

男女別で内湯のみ、公衆浴場と言うよりも共同浴場と言った方が良さそうですね。
洗い場は2人分、すぐ隣に湯舟があるのでジャワ―の水が飛ばないよう気を使う狭さです。
石鹸やシャンプーなどの備え付けはありません。

狭い洗い場に対して、湯舟はそこそこ大きく、2槽に分かれて奥まで続いています。
湯口があるのは手前側の湯舟で、奥の湯舟はオーバーフローが注がれていました。

手前側の温度は結構熱めで、46度はありそうです。
奥は適温、42度位。
鮮度の良さで言えば手前の湯舟ですけど、寛いで入れる温度は奥の湯舟ですね。

お湯からはそれほど強くはありませんけど、ハッキリと分かる甘い硫黄臭がします。
肌触りはツルツル。
湯口から注がれるお湯を口に含んでみたところ、甘い硫黄味がしました。
これ系のお湯、冷やして飲むと美味しいんですよね。

ちなみにカランから注がれるお湯も源泉で、こちらも心地いい硫黄臭がします。

詳細な成分表が無かったので分かりませんが、脱衣所の掲示だと源泉温度は42.1度との事。
でも、湯口から注がれるお湯は素手で触るのがギリギリって程に熱いです。
そんなにお金を掛けているようには見えませんけど、加温しているのかな?
加温の有無は分かりませんけど、少なくとも循環はしていませんし、塩素臭もありませんでした。

.

最後にもうひとつ余談ですが、お風呂から出たら先客で入っていた方に声を掛けられました。
地元の方みたいですが、バイクで色々と温泉にも入られているそうです。
火照った体を涼ませるついでに色々とお話をさせて頂きました。
この後他にも色々と入りたかったので、程ほどで切り上げてしまいましたが、時間が許せばもう少し色々とお話をしたかったです。
でも、こういう旅先での出会いも温泉めぐりの醍醐味ですね。

.

とても気持ちの良いお湯でした!

.

2024年 5月16日 - 初訪問・日帰り入浴

コメント