山梨県

やまと天目山温泉 (やまと天目山温泉)☆4.0

アルカリ性単純温泉
(源泉名:やまと天目山温泉)
29.6度 / pH10.2 / 動力揚湯 / 毎分209L / H27.9.30
Na+ = 48.9 / K+ = 0.3 / Ca+ = 1.0 / Al+ = 0.1
F- = 0.2 / Cl- = 3.7 / SO4- = 10.3 / HCO3- = 44.2
OH- = 2.6 / HS- = 0.3 / CO3- = 44.2
H2SiO3 = 49.7 / HBO2 = 1.1
成分総計 = 162mg

山梨県甲州市大和町木賊517
0553-48-2000
男女別内湯・露天風呂
大人520円、小学生310円、幼児無料 / 3時間まで
市内割引別途あり
10:00 ~ 19:00 (最終入館18時) 水曜定休

ここ最近の我が家ですが、家族旅行は結構行きますし、宿泊先は必ず温泉なのですが、子供中心の旅行なので立ち寄り入浴がほとんど出来ていません。
つい先日のゴールデンウィークに渋御殿湯に行き、それはそれで気持ち良い温泉で幸せなひと時を過ごしたのですが、途中にある気になる温泉も全部素通り。
それはそれで、欲求不満が溜まるわけでして・・・

たまには子供の呪縛から逃れてひたすら温泉に入りたい!って事で、珍しく一人旅をしてみる事にしました。
旅の相棒は通勤用に購入したリトルカブ(原付50cc)で、目的地は山梨の石和温泉です。

車があるのに、何でわざわざリトルカブで!? って話ですけど、う~ん、何となくですかね?
バイクで走るには良い季節でしたし、いつもとは違う孤独な旅なので、多少・・・どころか、物凄い不便なのですが、それはそれで楽しいかなぁと。
あと、リトルカブは遠乗りだとリッター60kmくらい走ってくれるんですよね。
そもそも高速走れないので、移動費が限りなく安くて節約にもなります。

自宅を出発し、甲州街道をひたすら真っ直ぐ走りました。
途中、長い登坂が続く大垂水峠をアクセル全開で走っていたら、気付いたらマフラーから白煙上がっていてオーバーヒート寸前!
50ccならではの苦労もありますが、神奈川 → 山梨と県を跨ぐ旅に物凄い達成感があります。
車で高速使ったらあっという間の距離が、物凄く遠く感じて、「旅をしている!」って気分になれるんですよね。

いい歳したオッサンが原付乗って何してんだ!? ってツッコミどころはあるけど、ま、楽しければ何でも良いんです!

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そんなわけで、自宅を出発して約4時間、最初の目的地であるやまと天目山温泉に辿り着きました。
甲州街道から山道に入り、登り坂を走っておよそ10分位の場所です。
車であればこの程度の登り坂はあっという間なのですが、50ccのリトルカブだと、2速に落としても失速するような箇所があり、結構苦戦します。
そのお陰か、矢鱈と山の中にあるような印象を受けました。

施設自体は所謂センター系で、結構立派です。
ちらっと調べてみたら、ふるさと創生一億円事業で誕生した温泉なのだそうです。ここに限らず、一億円で温泉を掘った自治体は全国に結構あったようですね。

内湯と露天風呂があり、内湯はなかなか立派です。
手前に充分な人数分の洗い場があり、一部がジェットバスとジャグジーになっている主浴槽、源泉浴槽、寝湯があります。
とても広々としていて、手入れが良いのか、清潔なお風呂です。

まずは主浴槽に入ってみました。
源泉温度が低いため、加温されています。
廊下にあった掲示によると、加水こそされていないものの、塩素消毒のうえ循環仕様。
あまり宜しい湯使いではありませんが、幸いにして塩素臭はありません。

入った直後に気付いたのは、肌にまとわりつくようなニュルニュル感です。
浴後に成分表を確認したところ、pH10.2で、炭酸イオンが44.2mgもあるんですよね。
惜しむべきはジェットバスで、これが勢いよく浴槽内のお湯を撹拌してくれるもんだから、ちょっと落ち着きません。

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特筆すべきは、その主浴槽の隣にある源泉浴槽です。
浴槽内の温度は35度程度で、ずっと浸かっていても温まる事はありませんが、茹る事もない、夏場に嬉しいぬる湯です。
湯口が2本あり、ひとつは源泉と書かれていておよそ30度のお湯がドバドバと注がれています。もう一本は加温されているものと思われ、40度程度。

加温されている主浴槽では感じられませんでしたが、この源泉浴槽だと硫黄由来と思われる少し甘めの匂いがあります。湯口のお湯を口に含んでみると、甘味と僅かにえぐ味。
集湯口が浴槽内にあるので、循環併用で掛け流されている様子ですが、ドバドバと源泉が注がれているので鮮度はすこぶる良く感じます。

私が訪れたこの日は5月中旬、暑くもなければ寒くもない丁度良い気候です。
源泉浴槽ばかりに浸かっていると体が冷えてきますが、もしこれが真夏だったら、この源泉浴槽から出れなくなっていたでしょうね。

あ、ついでに、寝湯もありました。
こちらも温泉だそうですが、中途半端に加温されているうえにジェットバスなので、確認の為にちょっと浸かっただけで終わりました。
この寝湯、もしもジェットバス無しの源泉浴槽であれば、身動き取れなくなる程に気持ちが良かったと思われ、ちょっと残念・・・

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内湯からは露天に出る事も出来ます。

手前には浅瀬のような湯舟がありますが、これは奥の湯舟のオーバーフローが注がれるお湯なので、評価に値せず。
奥の湯舟は加温循環ですが、塩素臭も無く、ニュルニュル感の強いお湯で気持ちが良いです。

内湯の加温浴槽がジェットバスで落ち着かないのに対して、こちらは普通の湯舟なので落ち着けるのが有難いです。
眼前に広がる新緑を眺めながらお湯に浸かっていると、たどり着くまでの4時間分の疲れがすーっと抜けていきます。

同じ加温浴槽でも、内湯のそれとこの露天だと、圧倒的に露天風呂に軍配があがります。
源泉浴槽に浸かって体が冷えたら、露天で温まり、再び源泉浴槽に浸かる。往復を繰り返していたらあっという間に時間が過ぎてしまいそうです。
難点は、源泉浴槽と離れた場所にあるので、移動が億劫な事ですね。
露天にも源泉浴槽があれば嬉しかったです・・・

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センター系だと思って侮っていましたが、思いがけぬ良泉で驚きました。
短時間でササっと切り上げて、他の温泉にも色々と入りまくる予定が、第一湯目でいきなり狂わされたのは嬉しい誤算。
もう少しゆっくりしたかったですが、次の温泉も行きたいので、少し後ろ髪引かれながらその場を後にした一湯でした。

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2022年 5月19日 ー 初訪問・日帰り入浴

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