山形県赤倉温泉

湯守の宿 三之亟 (赤倉温泉) ★4.5


カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
(源泉名:三之亟1号源泉) 63度 / ph7.9 / H27.2.26
Li+ = 0.1 / Na+ = 167.1 / K+ = 4.5 / Mg+ = 0.1 / Ca+ = 164.1
F- = 2.1 / Cl- = 50.3 / I- = 0.2 / SO4- = 651.9
HCO3- = 21.4 / CO3- = 0.1
H2SiO3 = 54.3 / HBO2 = 1.8 / CO2 = 0.5
蒸発残留物 = 1136mg

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
(源泉名:三之亟2号源泉) 53.5度 / ph7.9 / H21.1.31
Li+ = 0.1 / Na+ = 145.2 / K+ = 7.4 / Mg+ = 0.2 / Ca+ = 153.9
F- = 2.7 / Cl- = 49.9 / Br- = 0.3 / SO4- = 558.8 / HCO3- = 35
H2SiO3 = 51.3 / HBO2 = 1.8 / CO2 = 0.7
蒸発残留物 = 1068mg

山形県最上郡最上町富澤884
0233-45-2301
混浴大浴場・小浴場(男女入れ替え、貸切可)
大人 500円、小学生 300円、未就学児 無料
12:00 ~ 16:00

新型コロナウイルスが中国武漢で発生し、世界中に拡散されたのが、2020年の初頭です。
それから2年が経過して2022年、いまだにコロナウイルスの騒ぎは収まりません。
本当ならば、この2月の3連休で温泉仲間と会って、湯めぐりを楽しむ予定をしていたのですが、一時期は下降傾向だった感染者が再び増えはじめてしまったので、急遽予定を取りやめました。
お互いに何かあったら気まずいですからね。

とはいえ、家でゴロゴロしているのもつまらないし、やっぱり温泉には行きたい。
そんなわけで、我が家だけで旅行する事に。
向かったのは、今まで何度も訪れている山形の赤倉温泉で、唯一未湯になっていたお宿、三之亟さんです。

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一昔前の我が家であれば、観光なんかそっちのけで湯めぐりをして赤倉温泉入りするところでしたが、子供が生まれてからは子供も楽しめる所を旅行する事がほとんどです。
この日は蔵王で樹氷を見てきました。
コロナ禍とはいえ、蔵王は結構な賑わいで、ロープウェイに乗るだけでも1時間近く並びました。
時間を掛けただけあって、目の前に広がる樹氷は絶景の一言!

せっかく蔵王まで来たのに立ち寄り湯は無しです。
温泉好きを自認する身として、こんな事があって良いのでしょうか? 異常事態ですよ!?

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樹氷鑑賞に予定以上の時間を費やしてしまったので、お宿に到着したのは夜も暗くなった6時30分頃です。
事前に到着が遅れる事は連絡していましたが、嫌な顔ひとつせずにお出迎えして下さり、ほっと一安心。

今まで赤倉温泉に来るたびに三之亟の前を通り過ぎていますが、こうして中に入るのは初めてです。
赤倉温泉のお宿って、あまり着飾らないと言うか、素朴なお宿が多い印象でしたが、こちらのお宿は少し民芸調な印象です。

重箱の隅をつつけば古さを感じる箇所もありますが、魅せる工夫が随所に見られます。

一番安いプランで、お部屋はお任せでしたので、あまり期待していなかったお部屋ですが、十分以上に広くて快適なお部屋でした。
大人2人、子供2人の計4人ですが、もてあます程の広さです。

チェックインして、まずはお風呂! って言いたいところでしたが、到着が遅かったのでお宿に迷惑を掛ける訳にもいかず、先に食事を頂く事にしました。
コロナ対策なのか、大食堂ではなく個室に通されての夕食です。

これと言って豪華なものは無さそうでしたが、普通に美味しかったです!

あ、ちなみに私は、自慢じゃありませんが馬鹿舌です。
高いお金払って食べた料理が口に合わなくて不機嫌になるよりも、安くて不味い物でも美味しいと喜んで食べる事が出来る人生の方が幸せだと、本気で信じていますので・・・

なので、私のホームページで紹介するお宿のご飯でネガティブな事って、今までもですが、今後も書くことは無いと思います。

別に、三之亟さんのご飯が不味いけど美味かった!なんて話ではないですよ? 普通に美味しかったですからね???

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食後は待ちに待った温泉です。
三之亟には内湯が2箇所あり、時間帯によって混浴、男湯、女湯が入れ替わるスタイルです。

以前は露天風呂があった筈ですが、私が訪れたこの時は塗りつぶされており、入浴不可になっていました。
冬季閉鎖? コロナの影響で宿泊者が減って一時的に取りやめているのかな?
完全に潰していなければ良いですが・・・
理由を聞きそびれました。

お目当てはこのお宿の名物でもある岩風呂なのですが、生憎ながら食後の時間帯は女性専用。
そんなわけで、最初に入ったのはひょうたん風呂です。
他に入浴者がいなければ貸切入浴する事が出来ます。
幸いにして誰もいなかったので、貸切で利用させて貰いました。

見知らぬ人と一緒に入ったらお互い少し気を使いそうな、こぢんまりとした浴室です。
名前の通り、ひょうたん型の湯舟がひとつ。
無色透明のお湯が張られています。

ほんの僅かに芒硝臭が香る優しいお湯で、温度は42度適温。
芒硝特有のビリビリする感じはありませんが、サラサラする肌触りがなんとも心地良い、優しいお湯です。

源泉は三之亟2号源泉。
赤倉温泉って、各宿が当たり前のように独自源泉持っているんですよね。
それだけ湯量が豊富って事なのでしょう。
基本的に芒硝泉なのですが、源泉ごとに微細な違いがあるので、湯めぐりをしていてとても楽しい温泉地です。

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いったん部屋に戻って、混浴時間帯になったので岩風呂にも行ってみました。

ひょうたん風呂と比べたら格段に広いこちらの岩風呂ですが、なんとここ、足元自噴なんですよね!

冒頭にも書きましたが、三之亟のお湯に浸かるのはこれが初めてです。
何故今の今まで、足元自噴のお風呂がある三之亟を素通りしてきたかと言うと、ただ一言、混浴だからなんですよね。
足元自噴のお風呂だと言う事は前から知っていましたが、紅鮭が入ろうとすると混浴は敷居が高いのです。
折角入るなら泊まるしかない!と思いながら、月日は流れ、やっとこの日を迎えたわけでして。

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写真では何度も見た事がある岩風呂ですが、実際自分自身の目で見ると、やっぱり感じが違いますね。
年季を感じる岩風呂です。
天井や壁を見るとくすんだりもしていますので、人によってはボロいと感じてしまう事でしょうね。
でも、年月と共に鍛えられたこの古さは、私にとっては最高の風情に感じます。
出来立てホヤホヤの浴室には無い趣があるんですよね。

季節柄、浴室内は少し湯気で蒸していましたが、かえってそれが幻想的で、良い雰囲気を醸し出しています。
それに加えて、浴室全体が優しい芒硝臭に包まれているんですよね!

コレです、コレコレ! 私が大好きな赤倉温泉のお湯!
赤倉のお湯は芒硝臭に混じりけが無くてとてもピュアなんですよね。
私が赤倉に惹かれて何度も足を運んでしまう理由がこの芒硝臭なのです。
初めて訪れた三之亟ですが、ピュア芒硝臭はしっかりと健在でした!

まずは手前の湯舟。
しっかり広々とした湯舟で、湯底は天然の岩をくりぬいたのでしょうか、深さが場所によってまちまちです。
温度は少し熱めで、43度前後だと思われます。
湯舟に体を沈めると、最初は矢鱈と熱く感じて、肌を刺すようなビリビリした感触がありますが、しばらくして体が馴染むと熱さが和らぎます。
この不思議な特徴は芒硝泉ならではなんですよね。

こちらに張られている源泉は三之亟1号源泉との事。
成分的にはひょうたん風呂に張られている2号源泉と大差ないのですが、こっちの方が明らかに濃く感じます。
ひょうたん風呂には無かったのですが、黒湯花もチラホラと舞っていました。

湯口からは新湯がザブザブと注がれています。
浴槽内にも湧出口があるようで、そこが足元自噴なのかな・・・?
ただ、探してみましたが、どこからお湯が沸いているのか分かりませんでした。

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奥にも湯舟があります。
ただ、途中に三角コーンが立っていて、「湯舟調整のため使用できません」との事。
何のことだろうと思いながら、手を入れて見たら、物凄く熱い!!!

50度を軽く超えるであろう灼熱のお湯で、挑戦してみようと言う気すら起きません。
手前の湯舟だけで充分に気持ちが良かったので、無理して入る必要も無さそうですが、もしかしたら足元自噴しているのはこっち側なのかも? と思うと、少しだけ残念な気分です。

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その灼熱風呂の隣、階段を登った先にも小さな湯舟があります。
2m程の高さからお湯注がれる打たせ湯状湯口なので、どのポジションで入っても跳ねたお湯が顔面を襲ってきます。少し落ち着かない湯舟です。

温度は40度前後で、湯口に背を向けて入るなどの工夫をすれば長湯向きです。
少し劣化気味なのか、黒湯花が大量に舞っていました。
これはこれで悪くありませんが、私は手前の湯舟の方が好きだなぁ~

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それにしても気持ちが良いお風呂です。
結局、夕食後、夜寝る前、早朝、出発前の、計4回岩風呂に入りました。

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↓ ちなみに朝食はこんな感じです (こけしは食べられません)

大広間で頂きました。
シンプルかつ素朴な朝食で、恐らくですが、普通のご飯だと思うんですよね。
温泉が気持ち良いと、どんな朝食であろうと凄く美味しく感じるから不思議です。

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ずっと気になって、立ち寄りではなく宿泊で来ようと思って。10年以上温めていたお宿。
やっぱり宿泊で来て大正解でした!

定期的に芒硝泉が恋しくなるので、赤倉温泉には必ずまた訪れます。
その時はどの宿に泊まろうか・・・?
他のお宿も気になりますが、三之亟は最有力候補になりそうな予感です。

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2022年 2月11日 ー 初訪問・宿泊(二食付き)

コメント

  1. 一般生活者 より:

    宿泊料金は記載されていませんが差し支えなければ教えていただきたいと思います。
    肝心な料金が書いてないと予約を躊躇してしまいます。

    宜しくお願い致します。

  2. Jake より:

    >>一般生活者さん
    宿泊料金ですが、旅の思い出に記載する事がある程度に留めています。
    そもそものお話ですが、当ホームページは、ご覧になられている方の旅行計画や、宿泊予約をお手伝いするものではありません。
    私個人の備忘録を閲覧可能にしただけの、営利を一切目的としていない、趣味のページです。
    当ホームページの概要につきましては、ご利用の案内にあります「はじめてお越しの方へ」をご覧ください。
    よろしくお願いします。

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