鹿児島県

湯の華温泉 (湯の華温泉) ☆4.0

単純温泉
(源泉名:甲突川右岸66号) 40.1度 / pH8.3 / H26.4.19
Na+ = 44.7 / K+ = 3.6 / Ca+ = 0.7 / Mg+ = 0.2 / Al+ = 0.1
Cl- = 8.1 / F- = 1.0 / SO4- = 2.2 / HCO3- = 100.8
HPO4- = 0.6 / NO3- = 0.3
H2SiO3 = 113.2 / HBO2 = 1.0 / CO3 = 4.4
成分総計 = 281mg

鹿児島県鹿児島市小山田町3807
099-238-5000
男女別内湯・サウナ・水風呂
大人(中学生以上) 420円、中人(小学生) 150円、子供(幼児) 80円
13:00 ~ 21:00

紅鮭の実家から20分程の場所にある、湯の華温泉です。

って、冒頭に書いて、ふと気付きました。
当HPで鹿児島の温泉を紹介する時、「紅鮭の実家から〇〇分」と言う紹介の仕方が多い気がします。
読んでいる方からすると、「紅鮭の実家ってどこだよ?」「そもそも、紅鮭って誰だよ!?」って思われている事ではないでしょうか?
一応書いておきますが、紅鮭と言うのは私の妻のニックネームです。私がJake(ジェイクなのですが何故かジャケと呼ばれる)で、その妻だから、紅ジャケ = 紅鮭。
なお、紅鮭の実家がどこかと聞かれても、場所についてはお答え出来ません。
なので、紅鮭の実家から〇〇分と言う紹介をした所で、これをご覧の方にとっては、何の参考にもならないのです。

別に、それで良いんです、これは私の為の備忘録ですから・・・

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と、まぁ、そんなどうでも良い話は置いておいて、湯の華温泉です。
実はこの前日に目の前まで来たのですが、生憎の定休日で入る事が出来ませんでした。
ただ、その時に見た看板が実に渋くて・・・
ココは絶対に入りたい! って事で、日を改めて来たわけです。

見て下さい、この看板!
鄙びた温泉が好きな人であれば、「うわぁ、入りたい!」ってなりますよね?
その看板をくぐり、階段を降りていくアプローチも素晴らしいです!

そのまま降りていくと、右側に甲突川が見えて来て、手前に受付があります。
気さくで感じの良い女将さんが出て来て色々と案内してくれました。

女将さん曰く、3時10分から3時30分までの20分間、お湯が止まるのだそうです。
何でだろ?
理由については特に聞きませんでしたけど、入口に書かれた「お湯が不足しています」ってのと関係があるのかな・・・?

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さて、そんな訳で、お風呂です。
外観からも想像出来る通りの、年季の入った感じの脱衣所を抜けて、浴室へ・・・

期待通りの渋さです!
言葉で説明するより写真を見て貰った方が早いのですが、長い時間を掛けて色が抜け落ちたと思われる広告看板が良い味出しています!

浴室内は湯気蒸していて少し薄暗いのですが、それがまた良い雰囲気を醸し出しているんですよね!
ハッキリ言って、私好みです。
まぁ、人によっては、古臭いとか小汚いって感想を持つ人もいるんでしょうけどね・・・
私はこういう雰囲気の温泉って大好きです!

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早速お湯に浸かってみます。まずは手前の広々とした湯舟。
無色透明、無味無臭。なんの変哲も無い単純泉です。
実は、浴室入った直後に、僅かながら塩素臭がしたのですが、恐らく浴室を清掃した時のものと思われます。お湯そのものからは塩素臭は一切しません。

湯口は2箇所あり、一本は壁面沿いに配管されたパイプから、もう一本は天井から打たせ湯状に注がれています。
充分な湯量があり、ザブザブと掛け流し。
どうやら非加熱の源泉がそのまま注がれているようですが、源泉温度が40度と温めなので、浴槽内のお湯はそれを少し下回り、体感で39度のかなり温めです。
でも、これはこれで、幾ら浸かっていても茹る事が無く、とても気持ちが良いお湯です。

ちょうど陽の光が脱衣所越しに差し込んでいます。
幻想的に輝く湯口をぼ~っと眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいそうです。

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続いて、奥の湯舟。
向かって左手側は水道水の張られた水風呂、右手側が温泉です。
水風呂はスルーして、温泉に浸かってみました。

こちらも源泉掛け流しで、パイプ湯口からドボドボとお湯が注がれています。
湯舟が小さい事もあって、こちらの方が少し暖かく、40度前後でしょうか。
無色透明、無味無臭、塩素臭はありませんが、温泉臭もありません。
泡付きが無いか確認してみましたが、それもありません。肌触りも至って普通。
あまり特徴を感じないお湯です。

でも、なんか、とても気持ちが良いんですよね!
温めのお湯に浸かりながら体の力を抜くと、お湯と一体になったような、不思議な包まれ感があります。
お湯の鮮度も申し分ありません。
私が体を揺らす度に湯舟から溢れるお湯を眺めていると、何だかとても贅沢な気分です。

暫くお湯を楽しんでいると、女将さんが言った通りにお湯がパタリとやみました。
う~ん、もう少し掛け流しを楽しみたかったんだけどなぁ~

でも、先ほどまで響いていた打たせ湯の音がなくなり、少し静かになった浴室で目を閉じると、そのまま寝入ってしまいそうになります。
これはこれで、気持ちが良い!

この日の温泉はこの一湯オンリーだったので、いつもよりも少し時間を掛けて、ゆっくりと湯浴みを楽しみました。

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ロケーション、雰囲気、そしてお湯、どれをとっても私の好みにドンピシャで、とても気に入りました!
温めなので、次回は是非夏に再訪したいです。

鄙び温泉が好きな人であれば絶対に気に入って貰えるであろう、素晴らしい一湯でした。

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↓ 折角だから動画撮ってみました

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2022年 1月6日 ー 初訪問・日帰り入浴

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