ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
(源泉名:山代温泉(新1号源泉))
63.2度 / pH7.8 / 動力揚湯 / 毎分550L / H21.5.28
Na+ = 323.2 / K+ = 9.1 / Ca+ = 89.8 / Mg+ = 0.2
Sr+ = 0.6 / NH4+ = 0.1 / Fe+ = 0.3
F- = 4.6 / Cl- = 183.4 / HCO3- = 65.2 / SO4- = 559.4
Br- = 0.5 / CO3- = 0.3
H2SiO3 = 80.8 / HBO2 = 6.8 / HAsO2 = 0.1 / CO2 = 10.7
成分総計 = 1335mg
単純温泉
(源泉名:山代3号温泉国立山中病院山代分院源泉)
38.8度 / pH8.2 / 動力揚湯 / 毎分43L / H20.3.19
Na+ = 188.7 / K+ = 4.3 / Ca+ = 44.1 / Mg+ = 0.2
Sr+ = 0.3 / NH4+ = 0.1 / Ma+ = 0.1
F- = 2.5 / Cl- = 84.8 / HCO3- = 130.2 / SO4- = 282.5
Br- = 0.2 / CO3- = 1.4
H2SiO3 = 62.8 / HBO2 = 3.5 / CO2 = 2.3
成分総計 = 808mg
石川県加賀市山代温泉万松園通2番地1
0761-76-0144
男女別内湯
大人460円、12歳未満130円、6歳未満50円、3歳未満無料
6:00 ~ 22:00
加賀温泉郷のひとつ、山代温泉にある総湯です。
総湯と言うのは、所謂「大湯」と同じように、温泉街の中心にあり、住人や旅人が日々利用する代表格と言って良いような共同浴場を指します。
でも、ここ山代温泉の総湯は、少し控えめで地味です。
何故かと言うと、この総湯の目の前には、明治時代の総湯を再現して作られた古総湯が堂々と鎮座しているんですよね。
なので、すぐにこれだと分かる古総湯と比較すると、少し・・・ いや、物凄く地味です。
一見すると土産物店に見えなくもありませんが、よく見ると総湯と書かれた暖簾が下がっているのでコレだと分かります。
でも、利用者の数で言えば、目立つところにある古総湯ではなく、こっちの総湯なのです。
理由は、古総湯は湯舟がポツンとひとつあるだけの昔ながらの共同浴場で、シャワーも無く、石鹸やシャンプーなどの使用は出来ないからです。
そのため、総湯の方が日常使いのお風呂として地元の方達を中心に賑わっています。
古総湯はさしづめ観光客用ってところでしょうね。
.
さて、その総湯、使われているお湯は古総湯でも使われている1号源泉と、3号源泉との混合です。
加水無し、季節による加温有り、かけ流し、循環濾過装置併用、塩素有り。
・・・ん? かけ流しで循環併用?
掛け流しと書いた直後に掛け流しを否定しているわけですが、そうまでして掛け流しって言葉使わなきゃ駄目なんですかね?
まぁ、掛け流しと言う言葉が独り歩きし過ぎた結果なのでしょうね。
足元自噴の源泉100%が掛け流しである事に異を唱える人はいないでしょうけど、温度調整で加水した場合は?とか、加温した場合は?とかは、よく意見が分かれますしね。
極端な例で言ったら「タンクローリーで運んだお湯を加水加温循環塩素一切無しで放流したら掛け流しなの?」みたいな話になると、もはや誰にも正解なんか分からなくなるわけでして・・・
閑話休題
.
男女別の内湯で、共同浴場と言うにはかなり広々としていてゆったりとした造りです。
手前に適温、奥に熱め、ふたつの湯舟があります。
ここはここで立派なのですが、直前に入った古総湯の圧倒的な風情を比較すると、普通のお風呂って感じがしてしまいます。
シャワーなどはありますが、石鹸やシャンプーの備え付けはありません。
お風呂セット持参した、地元と思われる方々で賑わっていました。
無色透明のお湯で、熱めの方に入るとビリっと来る感触があり、芒硝泉の特徴を僅かに残すお湯です。
ただ、新湯投入量がどれほどあるのか分かりませんが、鮮度はまずまずという印象。
循環によるものか、はたまた利用者の多さが災いしているのかは不明。
そして、古総湯でも気になったのですが、ほんのりと香る塩素臭が・・・
まぁ、利用者が多いので清潔に保つ事は大切ですので、必要な事だと思いますけどね。
.
何はともあれ、山代温泉に来たら古総湯とセットで是非とも立ち寄ってみて欲しい総湯でした。
.
2016年 5月3日 ー 初訪問・日帰り入浴
コメント