ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
(源泉名:日光沢温泉(D)・千枚岩源泉 混合泉)
42.4度 / pH7.1 / 毎分42.3L / 2019.2.20
Na+ = 277.5 / K+ = 12.2 / Mg+ = 7.2 / Ca++ = 21.6
Mn+ = 0.3 / Fe+ = 0.1
F- = 0.6 / Cl- = 281.7 / HS- = 0.2 / SO4- = 17.2
HCO3- = 343.6
H2SiO3 = 122.9 / HBO2 = 19.1 / CO2 = 45.8 / H2S = 0.1
成分総計 = 1150mg
含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉
(源泉名:日光沢温泉(C)・日光沢温泉(E)源泉 混合泉)
42.5度 / pH6.6 / 毎分14.4L / 2019.3.3
Na+ = 706.3 / K+ = 35.3 / Mg+ = 4.9 / Ca++ = 57.7
Al+ = 0.1 / Mn+ = 1.5
F- = 0.7 / Cl- = 981.7 / HS- = 1.3 / SO4- = 42.6
HCO3- = 336.9 / Br- = 0.4
H2SiO3 = 136.4 / HBO2 = 82.3 / CO2 = 141.9 / H2S = 3.7
成分総計 = 2534mg
栃木県日光市川俣874
0288-96-0316
混浴露天×2 ・ 男女別内湯(宿泊者専用)
大人500円、子供300円
9:00 ~ 15:00
奥鬼怒温泉郷に4軒あるうちのひとつがこちら、日光澤温泉です。
山間にある秘湯で、自家用車で来ることが出来る女夫渕の駐車場からだと、徒歩で2時間弱かかります。
加仁湯と八丁の湯は宿泊するとバスで送迎してくれますが、ここ日光澤と手白澤は宿泊してもバスの送迎がありません。
つまり、自力で歩いて行かなければならず、なかなか難易度が高い温泉なのです。
でも、加仁湯か八丁の湯に宿泊して送迎バスを利用すれば話は別です。
この日は加仁湯に宿泊しましたので、加仁湯から日光澤までの間だけを歩いて日帰り入浴させて頂くことにしました。
加仁湯のお宿の人に聞くと、日光澤までは10分位との事です。
直前に加仁湯から歩いて八丁の湯まで行ったのですが、その時も10分と聞いており、子供と一緒でも10分と掛からずに到着しました。
同じ10分だったら日光澤も近いだろうと思って歩いたのですが・・・
思ったよりも遠いです。
加仁湯から八丁の湯までは下り坂だったのですが、日光澤までの道のりは緩やかな上り坂です。車が1台通れるくらいの砂利道で、なかなかお宿の建物が見えてきません。
もうすぐ5歳になる次女も一緒だったので、普通の人のペースよりゆっくり歩き、20分ほどでようやく到着しました。
最近は運動不足気味なので、健康にはちょうど良いくらいの距離ですね。
辿り着いた日光澤温泉は、何とも素朴な山小屋って感じです。
入口に鐘があり、御用の方は鳴らして下さいとの事。
子供達が喜んで何度も鳴らすものだから、女将さんが慌てて出てこられました。お騒がせしてゴメンナサイ・・・
日帰り入浴で入る事の出来るお風呂はお宿の外、混浴の露天風呂のみです。
玄関から建物の中には入らず、階段を少し降りた所にありました。
事前に立ち寄り入浴出来るか電話で確認した際に電話先で女将さんが「うちは混浴だけですけど大丈夫ですか?」と確認した理由が分かりました。
脱衣所も男女兼用で、かなり手狭なものです。
この日は平日で、折しもコロナで旅行の需要が落ち込んでいる時期だったのんで、幸いにして貸切状態で入る事が出来ましたが、脱衣所まで男女一緒なのは女性にとってかなりハードルが高そうです。
露天風呂は2箇所あり、ひとつは脱衣所から出てすぐ目の前、もうひとつはそこから階段を下りた所にあります。
まずは脱衣所の目の前にあるお風呂。
長方形の湯舟に無色透明、茶湯花が舞うお湯が張られていました。
勿論掛け流しです。当然ですが塩素臭もありません。
むしろ、こんな山の中のお風呂で、循環塩素だったら逆にビックリです。
ほんのり金気臭がする適温のお湯で、肌がキシキシする感じです。
ふと湯口を見ると、3本のホースからそれぞれお湯が出ているのが分かりました。
成分表には「日光沢温泉(D)・千枚岩源泉 混合泉」とありましたので、日光沢温泉(D)と千枚岩温泉の2本がここで混合されているのかもしれませんが、3本あるのは何故だろう?
それぞれを確認してみたかったですが、湯口の時点で既に混ざってしまっているので、ホースのお湯を触って舐める程度にしか確認出来ませんでしたが・・・
違いは良く分かりませんでした。
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脱衣所から階段を下りた所にある露天風呂には、白濁した硫黄泉が張られています。
手前が熱めで46度くらい。奥は温めで41度って感じです。
暫く誰も入っていなかったと思われ、お湯の表面には湯花が沢山浮いていました。
硫黄の他にも少し金気臭が混じるような、何とも特徴的な臭いがします。
後で成分表を見たのですが、硫黄含有量はそんなに多く無いんですよね。でも実際に入ってみると、かなり濃い硫黄泉と感じました。
湯口は手前の湯舟側に2箇所あります。
成分表には「日光沢温泉(C)・日光沢温泉(E)源泉 混合泉」とありますので、それぞれの源泉が別々に注がれているのかもしれません。
どちらのお湯からも強い硫黄臭がして、あまり違いは感じません。
ちなみに、奥の湯舟との間にある仕切りには数箇所穴が開いています。
何度も熱い方と温い方を行き来しながら入りましたが、その都度浴槽内の水位が変わるので、お湯が行ったり来たりして混ざります。
最初は熱かった手前の湯舟ですが、何度か出入りしているうちに、少しだけ温度が下がって入りやすくなっていました。
↓ 参考までに、成分表
ちなみに、宿泊者だけが入る事の出来る男女別内湯には、それぞれまた別の源泉が使用されているみたいです。
うーん、これはこれで、何とも気になります。
とは言え、日光澤に泊まるとしても送迎無いし、宿泊での再訪は難易度高いですね。
もし機会があれば、宿泊で再訪してみたいと思います。
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2021年 4月2日 ー 初訪問・日帰り入浴
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