田舎館村老人福祉センター 喜楽荘 （前田屋敷温泉） ★3.5

ナトリウム－塩化物泉
（源泉名：前田屋敷温泉） 45度 / H10.6.29
Na+ = 318 / K+ = 14.1 / Ca++ = 9.7 / NH4+ = 0.6
Mg+ = 1.1 / Fe+ = 0.3
Cl- = 410.3 / F- =1.0 / HCO3- = 122 / SO4- = 10
I- = 0.9 / Br- = 1.0 / CO3- = 36
HCO3- = 178.9 / H2SiO3 = 6.6 / CO2 = 16.7

青森県南津軽郡田舎館村前田屋敷字東中野35-1
0172-58-2221
男女別内湯
150円
平日 = 16:00 ～ 21:00
土日祝 = 9:00 ～ 21:00

青森に住む温泉仲間のTODI-Kさんに「ねぶた祭を見たい！」と言ったら、案内をしていただけることになりました。
ねぶた祭だけでなく、もちろん温泉にも入りたい！
って事で、まずは青森の某温泉で待ち合わせをしたところ、TODI-Kさんだけでなく、いつも湯めぐりをご一緒させて貰っているSさんとYさんまで来てくれました。大感謝！

合流した我々ご一行が最初に向かったのは、「田舎館村老人福祉センター喜楽荘」です。
老人福祉センターと名前がついていますが、老人でも無い県外者の私でも普通に入浴をさせて頂くことが出来ます。
入浴代は僅か150円と言う激安設定！

シンプルに男女別の内湯のみ。
浴室に入った瞬間に分かる大量掛け流し。タイル張りの洗い場に湯舟からオーバーフローしたお湯が静かに流れ去っています。

泉質的には塩化物泉だそうですが、成分総計が僅かに1000mgを超える程度なので、あまり癖はありません。
少し熱めに掛け流されたお湯からは、僅かな温泉臭と記憶。
あまり強い個性は無い、変哲の無いお湯とも言えます。

ただ、鮮度はとにかく抜群に良いです。
浴槽内にダイレクト投入するタイプの湯口ですので、新湯投入量を視覚的に見る事は出来ませんが、オーバーフローしているお湯を見ればかなりの量である事は一目瞭然！
鮮度の良さの証明として、お湯に暫く浸かっていると体毛に無数の気泡がつきます。
この気泡、お湯に溶け込んだ炭酸成分によるものなのか、ダイレクト投入湯口から新湯が注がれた時に発生した泡が湯中に漂っていただけのものか、そのどちらかは分かりませんが、気持ちが良い事には変わりがありません。

温泉激戦区の青森ですので、他にも良い温泉が沢山ありすぎて埋もれてしまいがちですが、これと同じものが東京にあったら連日大盛況で大変な事になると思います。
素晴らしいお湯でした！

【余談】

浴後、以前から行きたかった田舎館村にある津軽中華の名店「やまや」を訪問。
営業時間が極端に短いので、なかなか訪問する機会が無かったのです。

場所は喜楽荘から歩いても3分かからないようなすぐ近くにあります。

11時に開店で、到着したのは11時15分頃したのですが、既にこの行列です。

列を見た時は「結構待つかな？」と思いましたが、思ったよりも回転が速くて、10分もしないうちに入店出来ました。
席はカウンターとテーブル、座敷で20席ほど。
メニューはラーメンのみ。トッピングも大盛も無く、本当にラーメンのみです。それがしかもワンコインの500円。
席に着いて5分程で配膳されました。

見た目にはあっさりですが、ガツンと煮干しが香ります。
かといって煮干しがクドい事もなく、どこか上品。
麺は柔らかい細麺ですが、これが煮干しスープによく絡んで合うんです。絶品です！

東京で最近矢鱈と多い、何を混ぜているんだか分からない程に複雑な味でドロドロの濃厚系ラーメンばかり食べている人には、恐らく物足りないと思います。
まぁ、私はそういうストライクゾーンを無視して好きな所に今まで誰も見た事の無い変化球を投げつけて、「どうだスゲーだろ！」って感じの濃厚系、嫌いじゃ無いですけどね。
基本に忠実な真っ向勝負で打ち取りに来るような直球勝負のラーメンは大好きです！