安楽・妙見温泉鹿児島県

きのこの里 (日之出温泉) ★4.0

炭酸水素塩泉
(日之出温泉きのこの里) 51.2度 / ph7.0 / S63.3.29
Na+ = 203.9 / K+ = 10.1 / Mg++ = 84.3 / Ca++ = 148.6
Fe++ = 1.4 / Cl- = 144.6 / SO4– = 88.5 / HCO3- = 1050
H2SiO3 = 137.5 / CO2 = 143 / 成分総計 = 2013mg

鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3698
0995-77-2255
男女別内湯
200円
10:00 – 18:00

国道223号線を走り、妙見温泉、安楽温泉と抜けて行く途中にある一軒宿です。
広々とした駐車場。黒川調を思わせる門構え。何となく立派そうな造り。
日帰り入浴出来る看板が出ており、気にはなるモノの、普段の私だったら迷わず通過するであろうタイプの施設です。
ただ、今回は、何度もお世話になっている「自遊人」の温泉パスポートで無料入浴が出来るため、折角だからと立ち寄ってみる事にしました。
ちなみに、普通に現金入浴した場合は200円です。勿論、無料で入れるにこしたことはありませんが、この一帯の相場からすると安い金額です。

館内も外観のイメージから想像出来る、黒川調な造りをしています。ちょっと雰囲気が良く、宿泊でゆっくりするには気持ちが良さそうですね。
館内少し歩くと離れのような湯屋があります。勿論男女別に別れていました。

浴室入ってビックリ。なんと、建物の黒川調からは想像が出来ない位に、とても渋い造りをしているではありませんか!
曲線を描いた湯船が2つ並んでおり、湯口がその間にあります。
張られているお湯はうっすら緑がかった黄土色のもので、泉質のせいか、浴室の洗い場も渋く茶色に変色しています。
これには思わず見とれてしまいました。いやぁ、こう言う風情のお風呂は大好きです!

お湯の感触は、外観からも想像出来る通りの、炭酸水素塩泉で、しっとりペタペタする感触のものです。左手側が適温、右手側が46度ほどありそうな高温になっていました。
話によると、右と左はそれぞれ別々の源泉が使用されているとの事ですが、両者にあまり違いは感じません。
浴感で言えば、熱いせいもあってか、右側の方が力強く、汗だくになるまで体が芯から温まる印象です。

臭いはどちらもほんのり金気臭と、土類臭がするものです。この一帯では別に珍しいお湯ではありません。
ただ、浴室の風情が良いので、洗い場にペタンと座って、ボーっと眺めているだけでも幸せな気分になれます。
外観のせいであまり期待しておらず、当初はすぐに出る予定でいましたが、お湯もですが、この浴室が大変気に入ってしまい、予定より大幅にゆっくりと入浴してしまいました。

この一帯は非常にレベルが高く、湯巡りしていて楽しいです。
ココがベストチョイスと言う結論は持ってきませんが、数多くある中から立ち寄る候補に入れても遜色が無い、素晴らしい一湯です。大変に気に入りました!

2007-8/29

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