ナトリウム・炭酸水素塩泉
熊本県人吉市中神町段529-1
男女別内湯
0966-24-6201
200円
14:00 – 22:00
熊本県南部、人吉温泉郷にある共同浴場です。
見た目にもシンプルで分かりやすい湯小屋になっており、あまり迷う事無く辿り着く事が出来ました。
とりあえずと言う事で、建物の外観をデジカメで撮影していた所、建物の外のベンチに腰掛けていたオバチャン2人に、「お風呂入って行くの~?」と声を掛けられました。
聞けばこの2人、交代で湯小屋を管理されている地元の方らしく、「ここのお湯は良いのよ~」「ゆっくり入って行ってね!」と、色々と説明をして頂く。
入浴料金は200円。共同浴場って、お湯に殆ど手を加えていないから新鮮なのに、入浴料も安いので、一日のうちに何箇所も入る私のような人間にはとても助かります。
さて、建物内部ですが、結構広々としていて使い勝手が良いです。
これからどんどんと年季が入って良い風情になると思うのですが、まだ比較的新しい感じで、コアな温泉マニアで無くとも気軽に利用出来そうです。
浴室内には、湯船が一つあるだけでとてもシンプル。湯船には湯口が2箇所あり、片方からは盛大に、もう片方からは普通にお湯が掛け流されていました。
どうやらどちらも同じお湯らしいですが、無色透明で見た目には殆ど特徴を感じないものです。
しかしこのお湯、入ってすぐにその素晴らしさが分かります。
まずは肌触りのよさが絶品で、肌の表面が滑らかに溶けてしまったのでは無いかと思う程にツルツル滑ります。
うなぎ湯系のヌルヌルかとも思いましたが、そんなにコッテリしたものではなく、ツルツルとヌルヌルの中間を取ったような肌触りで何とも感触が良いです。
また、それと同時に、入っていると体中に無数の気泡が不着するのが見て取れます。うーん、お湯が新鮮な証拠ですね。
2箇所の湯口からザバザバ掛け流されているので、お湯が劣化する暇が無いのでしょう。
ぬるめのお湯なので、入っていても疲れる事がなく、ゆっくりとくつろぐ事が出来ました。
試しに口に含んでみたところ、ごく僅かに硫黄っぽい苦味を感じる、とても甘いお湯です。実に美味しいです。
童謡で「こっちの水は甘いぞ。ほ、ほ、ほーたる来い。」なんて歌があり、子供心で「甘い水ってどんなものだろう?」と思っていましたが、もしかしたらこんな味をした新鮮な水(お湯?)だったのかも知れませんね。
素晴らしいお湯を、ありがとうございました。
また是非再訪したい一湯です。
2005-10/8
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