人吉温泉熊本県

華まき温泉(人吉温泉) ★4.0

ナトリウム・炭酸水素塩泉

熊本県人吉市下原田町嵯峨里1518
男女別内湯
0966-22-6981
300円
10:00 – 22:30

人吉温泉郷にある、比較的最近出来たと思われる日帰り入浴施設です。
周りには田園風景が広がるとても長閑なところで、そんな所にポツンと温泉施設があります。
休憩所や食堂なんかが完備されたしっかりした所なのですが、私が訪れた際はお客さんの数はまばらで、とてもノンビリしている印象を受けました。

浴室は洗い場数人分と湯船が一つという、シンプルな造りをしています。
お湯は無色透明で、湯口からはなかなか良い勢いでお湯が掛け流されています。
まぁ、見た目だけで話をすると、あまり特徴が無さそうに感じるお湯です。
しかし、入ってみると、何ともツルツルする気持ちが良いお湯で、思わずウットリしてしまいます。
お湯がぬるめなので、幾ら浸かっていても疲れる事はありません。

驚くべきは、その泡付きの良さで、じっとしているとみるみる体中が泡だらけになります。
よく見ると、湯口付近のお湯の表面から、まるで炭酸水のように、パチパチとお湯が爆ぜているのが分かりました。

実に気持ちがよく、結構ゆっくり浸かってしまいました。
この後にも色々と周りたい所があるのに・・・ちょっと嬉しい悲鳴ですね。

ちなみに、ここに入る前に同じく人吉温泉にある「中神温泉」に入っているのですが、感じとしては非常に似ているものがあります。
でも、泡つきはこちらの方が多少ですが良かったと思います。
まぁ、一言で言ってしまえば「どちらもとても良かった」ので、いちいち甲乙つけるのは実に不毛な事だと思いますけどね。

比較的新しいだけあり、「風情」とか「鄙び」はあまりありませんでしたが、お湯の良さは抜群に良かったです。
ちなみに、源泉温度が35度とぬるいため、多少の加温をしているそうです。
うーん、加温してこれだけ良いのなら、源泉はもっと凄いんでしょうね。
是非とも、全く手を加えていない源泉のまま浸かってみたいと思いました。

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2005年 10月8日 – 初訪問時のレポート

2022年 1月2日 – 再訪

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2021年はコロナ一色の一年でした。
それは年を明けた2022年もあまり変わりないのですが、12月に入って新規感染者の数が少し減ったと言う事もあり、コロナになってからずっと自粛していた鹿児島への帰省を敢行。

東京 → 鹿児島までの移動は陸路、マイカーで高速道路です!
移動距離は約1450kmで、まぁ、普通に考えたらとんでもなく遠い訳ですが、実はこれまでも何度となく高速使って帰省をしています。
夫婦 + 子供2人で年末年始に飛行機乗るとかなり高くつきますし、現地についてからレンタカーを借りると更なる出費となります。
その点、自分の車であれば、移動に時間は掛かりますけど安くつきますし、多少荷物が多くても積めますからね!

ちょうど車を乗り換えて、今までの FIAT500C から、サイズ的に少し余裕のある FIAT500X になりましたので、高速での移動が遥かに楽になりました。
コペンで帰った事もありましたので、それに比べたらなんて事ありません!

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そんな訳で、初詣をしてから自宅でおせちを食べて、元旦の15時頃に自宅を出発。
紅鮭と途中で運転を代わりながら、めざすは鹿児島の少し手前に位置する、道の駅えびのです。そこで温泉仲間のOさん、Kさんと合流して湯めぐりしようと言う計画。
2日の12時に合流する予定でしたが、スムーズに走れたので、3時間ほど余してしまいました。
さて、どうやって時間つぶしをしようかと考え、えびのに行く前に立ち寄ってみようとなったのがここ、熊本の人吉温泉にある「華まき温泉」です。

華まき温泉は再訪になるのですが、前回の訪問が2005年です。
かなり以前で久しぶりな事に加えて、前回訪問時は温泉の入湯数も少なかったので、いま行ったらまた違った印象になるかも?と、期待をしながらの再訪です。

ナビ頼りに走り、華まき温泉に到着。
15年も経過していると、流石に色々と忘れていますね。
懐かしさを覚えるのと同時に、「あれ?こんな場所にあったっけ?」と、まるで新規訪問のような新鮮さがありました。

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家族風呂もあるので、利用してみようかな?と思ったら、1月5日までは利用不可との掲示があり断念。
通常の男女別のお風呂を利用しました。
入浴料は400円也。前回訪問時は300円だったので、100円の値上げですけど、400円は十分に安いです!

浴室の雰囲気は以前訪問した時と全く同じです。
脱衣所から入って正面にどーんと湯舟が鎮座しています。


無色透明のお湯で、湯口からは新湯がドボドボと投入されています。
源泉温度が35度と少し温めなので、加温されているようです。
湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅いでみましたが、ほんの僅かに温泉臭を感じる程度で、ほぼ無臭です。

見た目と臭いだけはあまり特徴の無いお湯ですが、お湯に浸かってみて最初に分かるのは肌触りの良さです。とても柔らかくて心地の良いお湯なのです。
温度が温めなのも手伝ってか、足を伸ばして体をだらんと寝かせるとお湯と一体化したような気持ち良さがあります。

そして、華まき温泉最大の特徴と言える泡付きもしっかりありました!
お湯に身を沈めて静かにしていると、気付いたら体毛に小さな気泡が付着しています。

少し気になったのは、以前来た時はもっと気泡のつき方が盛大だったような気がするんですよね・・・
お湯そのものが少し変わったのか、ただの思い出補正で以前と変わらないのか、真相は不明です。

何はともあれ、気持ちが良いお湯であった事には違いありません!
たまにはこうして、懐かしい温泉に入ってみるのも良いですね~!
人吉と言えば、華まき温泉と並んで評判の良い中神温泉があります。ここにも再訪してみたかったですが、営業時間の都合で今回は断念。
次回ぜひとも再訪してみたいと思いました。

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最後に余談ですが、道の駅えびので合流する予定だったOさん、Kさんとは結局ここで合流しました。
このあと京町温泉に向かい、色々と湯めぐりをするわけですが、それはまた別の機会に・・・

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