単純泉 ・ 鉱泥湯(?)
大分県別府市小倉4-2
男女別内湯 ・ 混浴泥湯
0977-21-2425
50円 (泥湯を利用する場合は250円)
7:00 – 21:00
駄菓子屋さんが管理する共同浴場です。
入り口には、なんと、「特効原爆症」などと書かれています。
そういえば別府って広島や長崎と近い場所にあるんですよね。
こういうのを見ると、改めて自分が今どこにいるのか実感させられます。
さて、中はと言うと、普通に駄菓子屋です。
それも、かなりレトロチックで、薄暗くて品揃えが中途半端な小さなお店です。奥の座敷にお婆ちゃんが座っていました。
その時代にはまだ生まれていない私ですが、昭和30年代を彷彿とさせるような佇まいです。
お婆ちゃんに入浴をお願いすると、「泥湯には入るの?」と聞かれました。単純泉のお風呂だけだと50円ですが、泥湯に入ると250円かかるんですよね。
私が泥湯にも入ると答えると、お婆ちゃん、「今人が入っているから出てもらう。」との事。
「いや、待っているので良いですよ。」と言ったのですが、「いつも来てる人だから。」と言って奥に入り、「まだ入っているのかい?お客さん来たよー!」と、先客を追い出してしまいました。
なんだか、申し訳無いです・・・
泥湯内部は混浴ですが、上記のようにお婆ちゃんが先客を追い出してくれるので、殆ど貸切で利用出来る状態になっています。(笑)
手前に「男湯」と書かれた浴槽があるのですが、お湯が張られていませんでした。
泥湯はその奥にあり、隣にはかけ湯用の浴槽があります。掛け湯用の浴槽には格子が張られており、入浴は出来ません。
泥湯はまるで「ロイヤルミルクティー」のような色をしており、足元自噴なのか、お湯が下からどんどんと湧き出していました。
とりあえず入ってみたところ、実に柔らかいお湯で、泥は思ったほどではなく、何となく肌触りがサラサラする感じのお湯です。
殆ど無臭に近いものでしたが、ごく僅かに硫黄臭がしました。
温度は適温。3分入って体が乾くまで休憩し、また入るの繰り返しを2-3度すると効果的なんだそうです。
泥湯から出た後に体をさっと流すと、オイルを塗った後のようにツルツルピカピカになりました。
泥湯の隣には単純泉があり、帰り際にこちらも利用させて頂く。
こちらは特に癖の無いお湯で、鄙びた浴室がなんとも心地良かったです。
この後、思いもよらぬ人に出会ってしまい、お湯の観察もそっちのけになってしまいましたので、あまり特徴は覚えていないのですが、結構ツルツルするものだった記憶があります。
ただ、これは直前に入った泥湯のせいかも知れませんが・・・
是非とも再訪して確認してみたいお湯ですね。
駄菓子屋、鄙びた浴槽、そして面白い泥湯。
別府に来た際は、是非とも外さずに立ち寄って欲しい一湯ですね。
2005-10/10
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