鳥取県

明石家 (岩井温泉) ★4.5

ナトリウム-硫酸塩泉
(岩井温泉 第一泉源) 47.6度 / ph7.3 / H13.11.8
Na+ = 257 / K+ = 7.1 / Ca++ = 253 / Mg++ = 5.1
Fe++ = 2.4 / Cl- = 157 / SO4– = 917 / HCO3- = 58.9
H2SiO3 = 60.3 / HBO2 = 10.5 / CO2 = 5.7
成分総計 = 1735mg

鳥取県岩美郡岩美町大字岩井536
0857-72-1515
男女別内湯 ・ 露天風呂(男女入れ替え)
750円
8:00-10:30 14:00-21:00

鳥取県の東端に位置する、岩井温泉。この岩井温泉には岩井屋を含めて3軒のお宿と共同浴場が隣り合っています。この日の私の宿泊先は、その中の一軒、岩井屋です。
チェックイン後、とりあえず夕食前にと言う事で、共同浴場に向かって歩いていると、目についたのがここ、明石家さん。
ちょうど共同浴場の向かい側に位置しており、結構立派な門構えで、歴史を感じる重厚な趣の建物です。その玄関先に「湯巡り」とか書かれている看板が立て掛けられているではありませんか!
ちょうど夕方で忙しい時間帯なのですが、こんな時間でも入浴出来るのかな?少し気になり、折角来たのだからと興味も沸き、共同浴場は後ほど改めて来れば良いやって事で、明石家に入ってみました。

内部は暖かい感じのお宿です。岩井屋よりも少し規模が大きく感じます。雰囲気の良いフロントにはスタッフが数名。
恐る恐る、「立ち寄りでもお風呂に入れますか?」と聞いたところ、どうぞとの事です。すみません、岩井屋さんの下駄で来てしまいました。だって気になるんだもん・・・

さて、そのお風呂。廊下を歩いた先にあり、男女別で内湯がありました。
浴室は時間帯によってどうやら入れ替えている様子です。
私の入ったお風呂は、中央に檜の湯船があり、手前側に洗い場がある造りをした物です。
女湯側には露天もあったようですが、こちらにはありません。旅館の規模からすると、少し手狭かなと言う印象もありますが、雰囲気はなかなか良いものです。
夕食を前にしてか、宿泊の方々が結構沢山利用されていました。

室内が少し暗いので、あまりじっくりとは観察出来ませんが、お湯は薄茶色に濁って見えます。
少し温めの適温で、まったりと入っていることが出来ます。お湯からはほんのり金気臭と、僅かながら土類臭も混ざっている印象。
利用者が多くてぬるいせいもあってか、鮮度はまずまずの印象を受けますが、柔らかくて入りやすい、優しいお湯です。
湯船が浅いので、波立つと体がフワフワと揺れて、少し落ち着かないのがちょっと残念。

不思議なのは湯口で、岩が組まれており、そこから素手で触るには熱いお湯が少量ずつ注がれているようです。
ただ、この湯口、どこからお湯が染み出ているのか、さっぱり分かりません。
じっくり観察してみたのですが、熱い事も手伝って、ここからお湯が出ていると言う箇所の特定が出来ません。
どうしても気になって、熱いお湯と格闘しながら、湯口をまさぐっていただのですが、傍から見ると変な人と思われてしまったかも知れませんね・・・(笑)

ちなみに浴後、フロントで湯口の事を聞いてみたところ、岩井温泉はどこも共有源泉で、引いている物だとの事でした。
まぁ、あの岩湯口から直接湧出しているとも思ってはいませんでしたが、ただ、そうなると、足元自噴の岩井屋は・・・?
少し疑問に思いつつ、その場を後にしたのでした。(ちなみに岩井屋さんはやっぱり足元自噴で、独自源泉だったんですけどね)

2008-10/10

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