含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
(武田尾一号温泉)
29.6度 / ph8.0 / 410L / 動力 / H20.3.25
Na+ = 319.8 / K+ = 1 / Ca++ = 120.2 / Mg++ = 1.3
Cl- = 640 / F- = 4.2 / HCO3- = 36.6 / SO4– = 4.4
Br- = 1.5 / HS- = 0.3 / CO3– = 9 / H2SiO3 = 58.4
HBO2 = 16.3 / 成分総計 = 1213mg
兵庫県宝塚市玉瀬字イヅリハ
道端に湯船がひとつ
料金 無料
2008年10月末に閉鎖
今回の山陰旅行(といっても、ココは既に山陰ではなく、近畿圏の兵庫なわけですが・・・)、
幾つかあった「どうしても入りたい系」のラストを飾るのは、ここ、武田尾温泉の無料露天風呂、武田尾一号温泉です。
友人がその存在を教えてくれたのですが、なんと、仮設浴槽で、ドバドバ掛け流し。お湯は絶品。そのうえ、期間限定で間もなく撤去されるとの事です。
この機会を逃すと、もう2度とチャンスは訪れません。ここには絶対に入るという強い信念の元、ビジネスホテルを早朝チェックアウトし、気合で行って参りました。
さて、その武田尾温泉。ナビに従って走っただけですが、とても辺鄙な、山深い所にあります。
神戸から近いと聞いていたので、もっと都会的な所を想像していました。こっちの地理はサッパリ分からないので、地図を見ただけではそこがどんな感じの所かイメージが沸かないのです。
目的の無料開放露天風呂ですが、探せばすぐに見つかるとの事でしたので、車でウロウロとしてみたところ・・・確かにありました!道端にポツンと湯船があります。
まるで足湯のようにあっけらかんとした場所にあります。目の前には川が流れていて、開放感抜群です!
さて、早速入ってみましょう。幸い朝早い時間だったため、周囲に人はおりません。
適当に服を脱ぎ、どぶんと入る。舞台湯になっている湯船からザバーっと豪快にお湯が溢れ出ます。
無骨なパイプ湯口からはお湯がドバドバと注がれており、鮮度抜群!私が何度も(脳内で)入った事のある、今はなき安部城共同浴場を彷彿とさせられます。
湯船に身を沈めてからも、湯船からはザブザブと良い音立てながらお湯が溢れ続けます。
温度は温めで、36度くらいでしょうか。初秋の頃、お湯から上がると肌寒く、出られません。
お湯からはほんのり甘い硫黄臭と、微量ながら金気臭を感じます。肌触りはしっとり系。
特筆すべきは、鮮度の良さです。凄い勢いでドバドバお湯が注がれている為、悪かろう筈も無いのですが、体中にびっりしと気泡が付着するのです。
払っても払っても、気づいたら全身が細かい気泡で覆われています。
いやぁ、これは、素晴らしい!
それにしても、やっぱりヘンなロケーションです。早朝とは言え、30分も入っていると、それなりに目の前を車が通過します。
目立たないようにコッソリ入っているつもりですが、やっぱり見つかってしまいます。ちょっとこっぱずかしいです。
ちなみに何でこんな所に仮設風呂があるかと言うと、「紅葉館別庭あざれ」が、リニューアルをするにあたり、掘り当てたのか、元々あったのか・・・お湯を無料で振る舞って下さっているのだそうです。
あぁ、なんて素敵なのでしょうか!こんな素晴らしいお湯を開放して下さるなんて!でも、やっぱりこのロケーション、凄いですね。
ちなみに、この仮設露天風呂は、私が入浴した数週間後に撤去されてしまいました。
季節的に寒くなり需要が無くなる事と、本施設のオープンがいよいよに迫っていたからでしょう。
本施設のお湯は、どんなんだろう。仮設より良いお湯と言うのは難しいかも知れないけど、塩素循環などになっていなければ良いなぁ。
ともあれ、源泉を最高の状態で堪能出来て、とてもよかったです。
無料開放して下さった紅葉館さんと、情報を提供してくれた友人に感謝の一湯でした。
動画
2008-10/15
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