含銅・鉄(II)-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
27.9度 / H10.2.6
Na+ = 2598 / K+ = 22.3 / K+ = 4.6 / Ca++ = 2242
Mg++ = 4.6 / Mn++ = 0.7 / Fe++ = 27.8 / Al+++ = 0.6
Cu++ = 2.1 / Cl- = 8090 / I- = 9.6 / SO4– = 2.9
HCO3- = 2.7 / CO3– = 8.4 / H2SiO3 = 6.7 / HBO2 = 16.4
CO2 = 16.5 / 成分総計 = 13060mg
静岡県静岡市清水区西里1149
054-343-1126
男女別内湯 ・ 露天風呂
600円 ~
9:30 – 20:30 (冬期は19:30まで)
実家が静岡県の清水市にある友人と遊んだ際に、何となくお風呂に入りたくなり、ふらりと立ち寄った温泉です。
事前に施設HPを確認した所、センター系っぽい雰囲気でしたが、たどり着いてみると、あまりセンター系っぽくない、田舎の立ち寄り入浴施設と言う感じがする、素朴なところでした。
中に入ると、素朴な作りながら、休憩所や売店などが揃っており、地元の人を中心に結構賑わっています。
お風呂は男女別でそれぞれに内湯と露天があります。
まずは内湯。大きな湯船がひとつありました。
お湯は無色透明。どうやら循環はされているようですが、不快な塩素臭はしません。かと言って、これといった特徴もありません。
肌触りは僅かにキシキシしますが、これは源泉の特徴なのかな?
何となくですが、水道水か湧水な気がしないでもありません。
まぁ、体を温めるには良いかなって感じです。
利用者のほとんどが露天に行ってしまい、内湯に残る人は、体を洗う人だけです。
露天には、湯船が3つありました。
奥の2つの湯船には、内湯と同じく、無色透明のお湯が張られています。
内湯と同じく、あまり特徴は感じません。強い日差しの中、太陽を浴びながら入る温泉も、たまには良いですね。
湯口から注がれるお湯の臭いを嗅いでみましたが、良くわかりません。
でも、とりあえず塩素臭がしないのは良い事です。
特徴的だったのは、露天の一番手前の湯船に引かれたお湯です。
この湯船は狭く、足を屈めて入れば、4人浸かれる程度の広さです。
30度ちょっとのぬる湯で、僅かに茶褐色に濁っています。
こちらはのお湯はかなり特徴的です。
強い金気臭が漂い、内湯や露天の他の湯船に張られているお湯とは明らかに印象が異なります。どうやら非加熱の源泉がそのままに掛け流されているようです。
じっくり臭いを観察すると、金気臭だけでなく、土類系と臭素系の混じったような不思議な臭いがあります。
湯口から注がれるお湯を口に含むと、強い塩味と金気味で、口の中がかなり渋くなりました。
後で成分表を見ると、銅を含有している珍しい泉質なんですね!
ちょうど季節は夏の盛り。源泉の特徴を感じる温いお湯は気持ちが良いですね!
ただ、同じ事を考えている人は多いようで、この湯船だけは、常時満員御礼状態。あまり独占的に居座るのも気が引けて、ゆっくり落ち着いて入る事が出来なかったのは心残りです。
あまり下調べも無く、友人の実家から近いからと言う理由だけで行った割には、なかなか良い所でした。
機会があれば、また利用してみたい一湯です。
2009-8/16
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