静岡県

湯の花亭(土肥温泉) ★2.5

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉

静岡県伊豆市土肥2849-5
男女別内湯・露天
0120-558-260
日帰り : 1500円

折角西伊豆に来たのだから、このままどこにも入らず帰るのもつまらない。
「どこか日帰りで入れる所無いかなぁ・・・」なんて事を思いながら国道139号を北上する途中、「お風呂自慢」「入浴出来ます」と看板を出している旅館を発見しました。
土肥温泉「湯の花亭」です。

旅館の前に宿のオジサンが居たので、日帰り入浴出来るかどうか聞くと、感じ良く「出来ますよ~!1500円です。」「駐車場はあちらをご利用下さい。」と答えてくれた。
1500円という金額を高いと思いつつ、どうしようかと一瞬躊躇うが、見るとそのオジサン、早速後続車の交通整理をしながら駐車場への道を作ってくれていた。
「こりゃ、入らないでそのまま過ぎ去るのは申し訳ないな・・・」と思い、観念して駐車場へ向かう。
まぁ、きっとこれも何かの縁でしょう。

旅館の中に入ると、まず飛び込んでくるのが上品な和風の佇まい。
玄関先に作り物の川が流れ、そこに小さな橋が出来ている。所謂、典型的な”和風旅館”です。
受付で1500円を払い、靴を脱ぎ、いざ館内へ。
どうやらつい最近全館畳張りに変えたらしく、なかなか気持ちが良い。
大浴場は最上階にあり、そこへはエレベーターを使用するのですが、エレベーターにも畳が敷いてありました。

さて、大浴場ですが、内湯と露天があります。

内湯ですが、ここにも畳が敷いてある徹底ぶり。
足元が適度に柔らかく、普通に歩いているだけでも心地が良い。
これならばお年寄りも足を滑らす事が無く安心・・・なんて思って油断をしていると、たまにある板張りの箇所で足を滑らせ、危うく転ぶところでした。これは改善の余地ありかな?

お湯は焦げたような温泉の香り漂う、無色透明の土肥のお湯。
ただ、塩素投入して循環しているらしく、入った感触が塩素風呂特有のチクチク肌に刺す感じだったのが残念です。

露天は、駿河湾を一望出来る絶景です。遠くに見える地平線を眺めていると、何だか心落ち着きます。
夕焼けの時間帯に入れば、さぞかし気持ちが良いでしょう。

ここの湯船は合成樹皮の畳で出来ており、畳風呂が自慢のようです。
ただ、残念ながら、お湯は内湯以上に塩素臭がキツく、畳風呂らしい特徴を感じるものではありませんでした。
せめてイグサか何かで無理やり香り付けをするなり、畳風呂らしい特徴を出して貰えれば良かったのですが・・・

旅館の「風呂」に対する意気込みはとても良いのですが、快適さ、見栄えの良さを追求するあまり、「湯」が置き去りにされてしまっていて、どこかもどかしさを感じます。
折角色々と工夫を凝らして快適な設備を整えたのだから、あと少しお湯を大切にしてくれれば嬉しかったです。
矢張り、入浴料金とお湯の質は反比例するのかな・・・

なお、苦言ばっかり呈してきましたが、旅館全体の雰囲気や気配りはとても良かったと思います。
些細な事ですが、畳に描かれた花や、湯上りの冷たい麦茶、清潔な浴室内など、どれをとっても1500円取るだけの価値があるものでした。
お湯はそこそこで良いから、快適な入浴を楽しめれば・・・という、泉質にあまりストイックで無い人にはオススメ出来ます。

2005-2/6

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