ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
(貝掛温泉) 35.8度 / ph8.0 / H15.2.18
Na+ = 436.9 / K+ = 6.4 / Li+ = 1.3 / Ca++ = 377.3
Sr++ = 1.2 / Cl- = 1228 / F- = 0.7 / Br- = 7
I- = 3.9 / SO4– = 153.8 / HPO4– = 0.4
HCO3- = 17.1 / CO3– = 0.9 / H2SiO3 = 24.3
HBO2 = 24 / CO2 = 6.6 / 成分総計 = 2291mg
新潟県南魚沼郡湯沢町三俣字貝掛686
025-788-9911
男女別内湯 ・ 露天風呂
1000円 (土日祝:1200円)
11:00 – 14:00 (15時までに退館)
三国街道で群馬と新潟を行き来する際、必ず目に留まるのがここ、貝掛温泉です。
今まで何度も目の前を通過しながら、未湯のままでした。それは何故か!?
それは、立ち寄り時間が合わなかったり、その時の気分が乗らなかったりと、理由は様々ですが、一番の理由は、高いからです。
日帰り入浴で1200円!ウチは夫婦で2人だから、2400円かぁ。ちょっと考えてしまい、その都度、「ま、今度来れば良いかな?」と、ずっと後回しにしていました。
そんな折、貧乏湯めぐりの強い味方、温泉博士と言う雑誌の温泉手形企画で、この貝掛温泉を利用出来ると言うではありませんか。これを逃す手は無いっ!
と言う事で、行って参りました。
さて、たどり着いてみた貝掛温泉。三国街道沿いに大きな看板があるので、街道に面しているのかと思っていましたが、実際は少し離れた所にありました。
秘湯と呼んで相応しい、静かな山間にあります。
結構綺麗なお宿で、途中に鯉が泳ぐ池がありました。この鯉、私が池に近づくと、群れを成して私の方に近寄ってくるのです。
きっと餌をくれると期待したんでしょうね。
と言うか、人間が餌をくれるって、ちゃんと分かっているなんて、鯉って結構頭良いのですね。
妙な所で関心してしまいました。
ちなみに、館内を歩いていたら、「鯉入浴中」と書かれたオブジェ発見。
あの鯉の池に張られているのも温泉だったのだろうか・・・?
さて、肝心のお風呂。男女別にある大浴場には、それぞれに内湯と露天があります。
内湯は、入って右側に10人以上入ってもゆったり寛げる大きな湯船がひとつあります。無色透明のお湯で、湯口からザブザブと源泉が注がれています。勿論掛け流し。
温度は40度を僅かに下回る温めで、折しも夏の暑い最中、長湯をするにはもってこいの温度です。
お湯からはごく微量に硫黄臭と、金気臭と潮臭が混ざる温泉臭を感じます。
強烈な個性はありませんが、万人受けしそうな泉質です。
嬉しい事に、お湯に浸かってしばらくじっとしていると、体毛に細かい気泡が付着するんですね。
気泡の成長速度は、それほど速くありませんが、時折気泡を払いながら、ゆっくりと入浴する事が出来ました。
勿論、露天風呂のお湯も、源泉掛け流しです。
こちらは岩風呂になっており、貝掛温泉の提灯もぶら下がっていて、雰囲気が良いです。
山間にあるお宿ですので、眺望はまずまずですが、木々に囲まれていて雰囲気がとても良く、私以外の利用者のほとんどが、この露天のお湯を楽しんでいました。
ただ、お湯は少し鮮度が劣るようで、泡付きは殆ど確認する事が出来なかったのが残念。
個人的には、露天での湯浴みはそこそこに、内湯でじっくりお湯を堪能しました。
長年の課題だった貝掛温泉に入る事が出来て本当に良かったです。
温泉博士と、その企画に賛同して参加してくれた貝掛温泉に感謝感謝の一湯です。
2009-8/29
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