含鉄(II)-ナトリウム-塩化物強塩泉
（上市町湯上の温泉2号井） 49.2度 / H19.3.8
Na+ = 5524 / K+ = 138.5 / Li+ = 2.42 / NH4+ = 29.48
Mg++ = 66.57 / Ca++ = 692.4 / Fe++ = 23.7
Cl- = 10250 / Br- = 39.39 / I- = 1.99 / HCO3- = 216
H2SiO3 = 110 / HBO2 = 78.5 / CO2 = 82.7
成分総計 = 17258mg
富山県中新川郡上市町湯上野8
076-473-9333
男女別内湯 ・ 露天風呂
600円
10:00 – 21:00
富山市内にある温泉施設です。
名前から察する通り、センター系を絵に描いたようなところで、外見だけで判断すると大ハズレを予感させます。
私が訪れた時間は夕刻だったのですが、多くの人でごった返しており、私の立ち寄りを拒むかのようなセンター系の外観もあいまって、入る事を少し躊躇してしまいました。
友人のレポートではお湯が良いとの事でしたので、勇気を振り絞って足を踏み入れる事に・・・
内部の造りもいかにもセンター系と言う感じです。
まずは内湯。とても広々としており、充実した洗い場と、広々とした浴槽が幾つかあります。
張られているお湯は無色透明のもので、これらは塩素臭が漂う非温泉です。
一箇所「薬湯」と言う、黒褐色のお湯が張られている湯船がありましたが、どうやらこれは温泉ではなく、薬草などを入れたお風呂の様子。
天然の温泉ではありえないような変わった臭いを発していました。
私のお目当て、温泉が張られている浴槽は、露天にあります。
四方が建物に囲まれた中庭のようなところにあり、屋根が無いだけのもので眺望はありません。
4人程度入れる岩風呂が一箇所と、休憩が出来るベンチが置かれただけの、少し手狭な印象すら受けるものでした。
お湯は黄土色に濁っており、透明度は20cm程度でしょうか、湯底は完全に見えません。
ほんのり金気臭と潮臭、土類臭がするもので、僅かながら臭素臭のような、微妙な臭いも混じっています。
この手の施設としては少し熱めな44度に調整されており、ガッツリ暖まるお湯です。
お湯を口に含んでみたところ、強い金気味と、土類味、僅かな塩分を感じました。
とても濃いお湯と言う印象で、使い方も悪くありません。
センター系浴場は、私的にあまり好きではないのですが、ここのお湯は来て良かったと思えるものでした。
ただ、友人の話では、以前はこのお湯からアブラ臭が漂っていたとの事です。
半年ほど前、元々使用していた源泉が枯渇気味だったため、新たに採掘し、今は新源泉を利用しているそうです。
残念ながら、新しい源泉はアブラ臭を感じることが出来ませんでした。
う～ん、残念。是非旧源泉の時に入ってみたかったです。
2007-6/17
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