単純硫黄温泉
(湯沢温泉「湯元」) 43.4度 / ph9.6 / H16.7.6
Na+ = 97.4 / K+ = 0.5 / Ca++ = 6.2 / MH4+ = 0.7
Cl- = 101.7 / F- = 1.2 / Br- = 0.6 / HS- = 2.4
HCO3- = 45.8 / CO3– = 13.8 / SO4– = 64.7
BO2- = 4.1 / H2SiO3 = 43.3 / 成分総計 = 383.6mg
新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢931
025-784-2246
男女別内湯
400円
6:00 – 22:00
湯沢温泉街の少し外れ、急な傾斜を登った所にある共同浴場です。
外観は山小屋のような、鄙びたもので、駐車場もありますが狭い場所に10台あるか無いかと言う感じのものです。
手前の坂道がとても角度あり、前輪駆動の私の車は、ホイルスピンしてしまい、少しだけ難儀しました。
外観は山小屋風の、とても鄙びた造りをしたものです。
中に入ると、受付があり、管理人さんが常駐していました。
その先には、簡単な休憩コーナーがあり、その奥が浴室です。
かなり年季が入っているように見えますが、ちゃんと手入れがされています。
こう言う感じの所って、何故かとても落ち着くんですよね。
さて、お風呂。内湯のみのシンプルな物でした。
入って最初に目に飛び込んだのが、湯船。タイル張りのこぢんまりとした物で、5~6人も入ればちょっと手狭な感じの、大きすぎず小さからず、良い感じの物です。
右手には洗い場が並んでおり、シャンプーとボディソープが備え付けられていました。
お湯は無色透明。奥に湯船があり、ざぶざぶとお湯が注がれており、注がれた分がそのまま湯船からオーバーフローして捨て去られています。
気持ちが良い掛け流しで、見ただけで嬉しくなってしまいますね。
やはり共同浴場はこうでなくちゃ!
早速お湯に身を沈めて見ると・・・まず最初に、ツルツルして優しい肌触りで、思わず笑顔がこぼれます。
非常に柔らかいお湯です。そして、お湯から香る、甘い硫黄の臭いも素晴らしいです。
お湯の中には、僅かながら、白い湯花が舞っていました。ほんのり香る程度なので、毎日入っても飽きが来なそうです。
何より嬉しいのは、鮮度の良さ。これだけざぶざぶと掛け流されているので、お湯は清潔で鮮度も非常に良いです。
お湯そのものの気持ちよさもさることながら、湯口から注がれるお湯を見ているだけで、幸せな気分になれます。
ただ、このお湯はポンプで揚げているのかな?時折湯量が少なくなる事がありました。
そんなに長い時間では無く、暫く待っていると、またドバドバとたくさんのお湯が注がれるので、あまり気にはなりませんでしたけどね。
理想的なお湯の使い方をしている、素晴らしい共同浴場です。
ちなみに、湯沢町には、ここ以外にも共同浴場が幾つかあり、ここを含む5箇所を巡れる湯めぐり手形を1500円で販売しています。
通常だと、この山の湯は400円なのですが、この手形を利用すると、300円で入れた事になり、ちょっとだけお得です。
ただ、結論から言うと、この手形は買わない方が正解です。
何故ならば、この山の湯は本当に素晴らしいのですが、残りの4箇所は塩素臭が強い循環のお湯で、湯めぐりする必要性を感じないほどに残念な所だからです。
この山の湯のような事を「白眉」とでも言うのでしょうか?
いやいや、白眉は、「優れた者達の中で特に優れている」だとしたら、このケースでは、唯一良かったと言う事なので、白眉と言う表現は不適切かな?
思わずそんな事を真剣に悩んでしまいました。
近くを通る際は、是非とも再訪したい、素晴らしい一湯です。
2008-7/12
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