アルカリ性単純温泉
(五十沢温泉1号井) 50.3度 / ph9.5 / H16.8.9
Na+ = 40 / K+ = 1.1 / Ca++ = 5.9 / Cl- = 27.4
F- = 1.4 / HS- = 1.8 / SO4– = 23.6 / HCO3- = 27
CO3– = 9.3 / H2SiO3 = 22.4 / 成分総計 = 160.4mg
新潟県南魚沼市宮
025-774-2859
男女別内湯
300円
営業時間 要相談
五十沢温泉に3箇所ある入浴可能施設のひとつです。直前に立ち寄ったゆもとかんの別館だそうです。
ゆもとかんの受付の女性に何となく場所を聞いていたので、探してみたところ、ありました。もう、外観からして、物凄く鄙びています。
ちなみに、見つけたのは紅鮭で、私は気付かずに通り過ぎてしまうところでした。
中に入り入浴をお願いしたところ、おばあちゃんが出てきて、快くOKとの事です。
入浴料金は僅かに300円。東北だと特段安くも無い金額ですが、新潟で300円は破格に感じてしまいます。
お風呂は内湯のみで、ちゃんと男女別に分かれていました。
さて、そのお風呂。お宿の外観からも想像がつく通りに、鄙びた物です。
湯船がひとつあり、手前が洗い場になっているだけと言う、とてもシンプルな物です。
ただ、採光がとても良くて、気持ちが良いです。窓を開けると、目の前に田んぼが広がっています。
すがすがしいそよ風の中で入浴することが出来、前日に立ち寄った六日町の山岳荘のイメージがふと蘇りました。
さて、肝心のお湯。透明で、僅かに白い湯花が舞っています。
ちょっと熱めの45度で、利用者が少ないせいもあってか、鮮度は抜群に良く感じます。
お湯は肌触りツルツルして気持ちが良く、甘い硫黄臭が鼻先をくすぐる、特徴がある物です。
熱いので、長湯は出来ませんが、一度入るとあまりの気持ちよさに出たくなくなってしまいます。
お陰で、お湯から上がるとヘロヘロ状態なのですが、田んぼから吹き抜けてくる気持ちの良いそよ風で、暑苦しさを感じることが無く、気持ちよく汗をかく事が出来ます。
飾り気の無い浴室で、古臭くて、露天すらありません。お宿の外観も、おんぼろの一言で、ぱっと見た限りでは開いているのか閉まっているのか分からないような雰囲気すら伝わってきます。
普通の人には、ちょっとお勧めし辛いものがあります。
でも、私はそんな鄙びたお宿が大好きなのです。
そのうえ、最高に鮮度が良くて気持ちの良いお湯と、すがすがしい風が駆け抜ける浴室があります。私にとっては、どんなに豪華な施設の、どんなに立派なお風呂でも真似出来ない、最高の空間です。
ココは物凄く気に入りました!
価値が分かる人にだけ来て欲しいと思った一湯です。
これから先も頑張って続けて欲しいと思いました。
また近くへ来たら立ち寄ってみようと思います。
2008-7/13
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