新潟県

花水 ~かすい~ (秋葉温泉) ★2.5

ナトリウム-塩化物温泉
(秋葉温泉) H16.12.16 参考画像
Na+ = 4446 / K+ = 13.9 / Mg++ = 14.7 / Ca++ = 50.8
Cl- = 5445 / Br- = 26.7 / I- = 7.4 / HCO3- = 3118
H2SiO3 = 110.1 / 成分総計 = 14300mg

新潟県新潟市草水町1-4-5
0250-24-1212
男女別内湯
950円
10:00 – 22:00

アブラ臭温泉好きにとっての聖地、新津温泉。その新津温泉から比較的近くにあるのがここ、秋葉温泉の日帰り入浴施設「花水」です。
料金設定が高めで立派な施設だと聞いており、私の好みからはかけ離れた感じではありますが、こちらのお湯もアブラ臭がすると聞いていたので行ってみる事にしました。

まずは施設外観。とても立派で、私が来るのを拒んでいるかのようです。
片手にケロリン桶を持った私は確実に場違いな訳で・・・
中に入ると、採光が良くて明るいフロントに、身なりの良い女性受付け員が数名。入浴料950円を支払うと、ロッカーキーを渡され、館内について事細かい説明をして下さいます。
「どーでも良いから早く風呂入らせろ!」と言いたい所ですが、グッと堪え、大人しく清聴。
ちなみにロッカーキーにはバーコードがあり、それを使って館内で飲食が出来ます。最後に追加分を清算する仕組み。
そういえば埼玉の古代蓮もこんなシステムだったっけ?

受付けを済ませた私は、休憩所やマッサージコーナー、アロマセラピー部屋などを横目に、一直線にお風呂へ向かいました。
脱衣所、これでもかと言わんばかりに綺麗です。
お風呂も当然広々。とってもゴージャスです。洗い場はもちろん、掛け湯、大浴槽、サウナ室、メディテーションバス?露天風呂なんぞがそろっています。
でも、肝心のお湯はどうだろうか・・・浴室に入った瞬間、鼻を突く塩素臭が襲ってきたわけで、いきなり悲しくなってしまいました。
何はともあれ、一通り入ってみることに・・・

まずは掛け湯。温めで、何の変哲もありません。ちょっとツルツルする程度で、ほとんど温泉の特徴を感じません。
続いてメディテーションバス。かなり狭い入り口を入っていくと、洞窟のような薄暗い空間に温めのお湯が張られています。
矢鱈と細長い窓から外の光が僅かに差し込んでおり、その様はまるで独房。
これでお湯が良ければ落ち着けるところですが、立ち込める強烈な塩素臭にノックアウト。
とてもでは無いですがメディテーション(瞑想)出来ません!

続いて内湯大浴槽。ほんのり緑がかったお湯が張られています。これは期待出来るかと思いきや、やっぱり漂う塩素臭。
ただ、若干でも温泉らしい特徴を感じる事が出来たのはせめてもの救いです。
モール系のアブラ臭で、肌触りが若干ツルツルしました。


湯口を覗き込んでみたところ、大型の湯花キャッチャーを発見。ほんの少しだけ得をしたような気分です。

最後に露天風呂。この露天風呂だけはせめてもの救いで、それほど悪くはありませんでした。
多少の塩素を感じますが、外気にさらされている為か、かなり薄くなっており、アブラ臭をしっかりと感じる事が出来ます。
光に照らされたお湯がエメラルドグリーンに輝いているのも美しい。

ただ、アブラ臭と言っても、すぐ近くにある新津温泉とは比較にならないほど弱く、高いお金払ってまで来る価値があったかと言うと、ちょっと首を傾げたくなってしまいます。
数年前に来た事があると言う友人いわく、昔はもっとしっかりとしたアブラ臭がしていたとの事です。
後から脱衣所を見たところ、中越地震を境に泉質が若干変化したみたいですね。

でもまぁ、お湯の使い方が悪すぎるので、泉質が変わろうが変わるまいが、駄目なものは駄目なんですけどね。
久しぶりに加水、加温、塩素、循環4つの項目全てにマルがつきました。
ここまで徹底しているのは、ある意味貴重です。

私にとっては、一度行けばもう行かなくて良い一湯です。
ただ、館内かなり清潔で、ゆっくりとくつろぐ事が出来ます。
読みかけの本を片手に、休憩室で一日中ゴロゴロとしたい人にはうってつけです。

2006-11/4

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