ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
(雲母2号・3号泉 混合泉)
69度 / ph7.9 / 103L / 動力 / H17.4.27
Na+ = 589.2 / K+ = 57.1 / Mg++ = 2.1 / Ca++ = 70
Cl- = 790 / SO4– = 371 / HCO3- = 131.8
H2SiO3 = 45.9 / HBO2 = 9.4 / CO2 = 18.2 / H2S = 0
成分総計 = 2097mg
新潟県岩船郡関川村雲母温泉
男女別内湯
100円
6:00 – 21:00
雲母温泉に2箇所ある共同浴場のうちのひとつです。
かなり鄙びたつくりをした外観の建物で、雲母共同浴場に比べるとこちらの方がはるかに大きい造りをしています。
その為か、閑古鳥が鳴いていた雲母共同浴場に比べ、こちらには地元の方々がひっきりなしに出入りしていました。
中に入ると、料金投入機が置かれています。
これがまたユニーク。入浴料100円を入れると、けたたましい音で「ブー!ブー!」と鳴ります。
例えば10円とかを入れると、「ピンポン!」と、これまたけたたましく鳴り響き、合計金額が100円を満たすと「ブーーーッ!」と鳴ります。
この音、玄関だけでなく、浴室内や外にまで鳴り響く仕組みなんです。
なんでこんなものがあるかと言うと、無賃入浴させない為みたいなんですね。
つまり、この音をさせないで入ってくる奴は金払っていないぞー!って事で、皆で警戒しあっていこうって事なんでしょう。
なので、音の大きさにちょっとビビってしまいますが、入浴の際は胸を張って音を立てましょう。
脱衣所や浴室は、いかにも共同浴場と言った感じで、とてもシンプルです。
年季が入っており、かなり使い古された感じもしますが、地元の方々に愛されてきたお風呂って感じで、素敵な鄙び方です。
浴室には5~6人入れる湯船がひとつありました。
タイル張りの湯船は、こちらも年季を感じる鄙びたつくりです。
そこに、ほんのり緑がかって濁るお湯が張られていました。
源泉は直前に入った雲母共同浴場と同じですが、利用者が多く湯船も広いせいか、ちょっと劣化しているように見受けられます。
ところどころに白と茶色の湯花が舞っていました。
適温に調整されており、色んな人が入ったため、柔らかく揉まれており、入り心地は結構良いです。
湯口は浴槽内にあり、そこから熱いお湯が注がれていました。写真に写っている湯口らしいものからは、冷水が出ています。
そのままにしておくと熱くなりすぎるので、入浴者がその都度自分達で調整をするみたいですね。
それにしても、100円でこのお湯に毎日入れる地元の方がうらやましいです。
時折、玄関の方から「ブー!ブー!」と音が鳴り響き、人が入ってくることを教えてくれます。ちょっと変わった風情ですが、とても面白かったです。
珍しいものが好きな人は確実に抑えてほしい一湯です。
2006-11/3
コメント