ナトリウム-塩化物泉
(底倉温泉) 67.8度 / pH7.2 / H21.8.24
Na+ = 277 / K+ = 24 / Mg++ = 3.26 / Ca++ = 26
Cl- = 403 / SO4– = 59.4 / HCO3– = 118
H2SiO3 = 131 / HBO2 = 7.82 / CO2 = 17.4
成分総計 = 1051mg
神奈川県足柄下郡箱根町底倉555
0460-86-1026
男女別内湯 ・ 露天風呂 ・ ほか
1600円 (土日祝は2100円)
11:00-19:00(土日 祝は20時まで)
箱根の底倉温泉にある、立派な日帰り施設、てのゆです。
通常であれば、平日で1600円、休日だと、ナント2100円もの入浴代が掛かるのです!
幾ら箱根が高いと言っても、この強気な金額設定にはビックリ仰天!とても手が出ません。
でも、そこはソレ、最近何かとお世話になっている温泉博士と言う雑誌のお陰で、無料で入る事が出来ました。
これを逃したらもう二度と来れないかも知れませんからね。
ラッキーです。有り難く恩恵に預かってみました。
さて、内部。所謂どこにでもありそうな、休憩所、食堂、アカスリなんかが充実した、日帰り施設と言う感じです。
この手の施設ならば、何も箱根じゃなくても、どこにでもあるような気がします。
何で箱根に?なんて思ってみたりして。
いや、別に悪い意味じゃないですよ。まぁ・・・私が目の色を変えて楽しんでいる、タイル張り浴室&小湯船こそ、どこにでもありますので、好みの問題でしょうなぁ。
使い勝手が良いので、箱根で遊んだ帰りとかに、「折角だからお風呂入ろう!」ってノリで行くには良さそうです。
お風呂は流石に広々としています。
ただ、想像できていた事とはいえ、内湯は塩素臭&シャンプーなどの洗剤臭で充満していました。
これはいかんと、早々に露天に退避。
なので、内湯の記憶がまったくありません。
さて、逃げてたどり着いた露天風呂。
こちらは、意外や意外、結構良いです。
これまた贅沢な造りで、各種湯船が沢山あります。ただ、基本的にどれもはずれ無し。塩素臭がしないのは素晴らしいです。
樽風呂でザバーっとお湯を溢れさせる。うーん、快感!
お湯は無色透明のアルカリ性単純温泉です。少しだけツルツルする柔らかいお湯で、クセが無いので入りやすいです。
無味無臭ですが、ちゃんと掛け流しにされており、鮮度は悪くありません。
大涌谷なんかを見物した後に来ると、温泉っぽくないと感じてしまうかも知れません。
でも実は、箱根のお湯って、硫黄泉よりも単純泉の方が圧倒的に多いのです。
一通り入った湯船の中で、一番気に入ったのは、ひとりサイズの岩風呂です。
少し温めのお湯が張られていました。
湯船に体を沈めると、お湯がザバーっと勢い良く溢れて、通路に流れ去ります。
通路に流れたお湯は回収のしようがありませんので、当然掛け流し意外には考えられません。
湯口から注がれるお湯をじっくり観察すると、僅かながら潮臭にも似た温泉臭を感じます。
どういう訳か、湯船にお湯が満たされた状態だと、湯口からの投入量が少なくなります。
つまり、お湯を溢れさせて少なくすれば、勢い良く新湯が投入される訳で・・・
面白くて、出たり入ったりして、何度も溢れさせてしまいました。
箱根には立ち寄れる温泉が数多くあります。
その中で、このてのゆに大金投じて再訪するかと言われたら、正直少し考えてしまいます。
ただ、使い勝手は勿論、露天のお湯は文句無く良いですので、悪い選択肢ではないです。
立ち寄るきっかけをくれた、温泉博士と、その企画に乗ってくれたてのゆさんに大感謝!
今のままのコンディションでお湯を使い続けて欲しいと思った、素敵な一湯でした。
2009-10/23
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