神奈川県

亀の湯 (二ノ平温泉) ★4.5

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉
(亀の湯) 64.2度 / pH8.5 / H21.8.7
Na+ = 216 / Ca++ = 25.4 / Mg++ 3.81 K+ = 22.6
Cl- = 165 /SO4– = 137 / HCO3– = 180 / CO3– = 24
H2SiO3 = 218 / HBO2 = 8.85 / 成分総量 = 1003mg

神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1080
0460-2-2344
男女別内湯 ・ 貸切風呂
500円
11:00 – 21:00 (休日は9時から)

どうでも良いですが、私は箱根の地理が、よく分かりません。
箱根にはこれまでに何度も来ており、たとえナビを使わないでも、適当に走れば行きたい場所に辿り着く自信があります。
でも、それは単に、どの道を走ればどこに着くのか覚えただけの事であり、それぞれの場所が地図上でどの位置にあるのかと聞かれると、正直サッパリなのです。
箱根って、狭いエリアに道がグネグネと走っていて、今自分がどっちの方角を向いているのか、分からなくなるのです。
で、そんな私が、友人が運転する車の助手席に座っていたら、辿り着いたのがここ、二ノ平温泉の亀の湯です。
地図上でどこかと聞かれても、さっぱりです。とりあえず言える事は、目の前を何度か通ったことのある道沿いにあります。
亀の湯の他にも、数軒の宿が並んでいました。亀の湯さんは民宿のような外観をしたお風呂屋さんです。

中に入り、入浴をお願いした所、女将さんから「今は男湯の方にお湯が溜まっていなくて」との事。
そして、3人組みの私たちを見て、「2人、1人で、分かれて入って貰っても良いですか?」と聞かれました。
入浴出来るのであれば、どんな組み合わせでも問題無いので、了承した所、通されたのが男湯の手前にある女湯と、家族風呂です。
どちらもとてもこぢんまりしています。ハッキリ言って、私の好みです。女湯と家族風呂、どちらも同じような造りをしていますが、家族風呂の方が湯船が小さく、どう見てもひとりサイズ。
女湯の方は2人入るのがやっとと言う広さでした。
折角の機会なので、両方とも利用させて頂く事に。

最初に入ったのは、女湯側です。無色透明で、ほんのり芒硝系の温泉臭の漂うお湯です。
湯船がとても小さく、また、お湯を張った直後と言う事も手伝って、鮮度は申し分ありません。少しサラサラする感触があり、芒硝泉にも近い印象です。
癖が殆ど無いので、毎日入っても飽きることの無い、万人受けしそうなお湯です。お湯の温度も丁度良くて、42度くらいです。

続いて家族湯。こちらも基本的に同じ印象です。こじんまりした湯船で、体をスッポリと包むジャストサイズです。
蛇口を捻ると、少し熱めの源泉がドバドバと投入されます。どんどんお湯を投入し、少し温度を高くして入ると、元々良かった鮮度が、更に良く感じます。
お湯に身を委ねて、ふぅーっとため息をつくと、疲れだけでなく、日ごろのストレスも吹き飛んでしまいます。

あぁ、お風呂って気持ちが良いなぁ。ちゃんと脱衣所があって、浴室に湯船があり、そこにお湯が張られている。
温泉ですので、ある意味当たり前な事ですが、この時は何故か無性にそれを有難いと感じました。

帰り際、女将さんとお話をする事が出来ました。
何でも、源泉は敷地から沸いており、この周辺のほかのお宿に分湯しているとの事。
玄関先から外を見たら、確かに源泉櫓があります。湯量豊富なのでしょうね。羨ましいです。
その他、色々なお話を伺うことが出来て、ほっと心和むことが出来ました。
今回の旅行では紅鮭がお留守番でしたので、次回は是非紅鮭も一緒に再訪したいと思った、素敵な一湯でした。

2010-2/5

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