湯田中温泉長野県

共同浴場 大湯 (湯田中温泉) ★4.5

ナトリウム-塩化物泉
(共益会12号ボーリング) 93.5度 / ph8.46 / H14.8.6
Na+ = 496.1 / K+ = 52.8 / Ca++ = 67.4 / Cl- = 780.2
F- = 1.7 / Br- = 1.1 / I- = 0.7 / HS- = 1.2
SO4– = 188.4 / HCO3- = 12.6 / CO3- = 26
H2SiO3 = 139.4 / HBO2 = 95 / H2S = 0.1
成分総計 = 1869.4mg

長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
男女別内湯
ジモ専 (諸条件により立ち寄り可)

湯田中温泉の中心にある大湯共同浴場です。
大湯と言う名前に相応しい、とても立派な造りをした堂々たるもので、この共同浴場がひとつあるだけで、温泉街がキリっと締まって見えるから不思議なです。
なお、この湯田中大湯、基本的にはジモ専と言う扱いですが、観光協会で紹介されており、湯田中温泉宿泊者や、その他特定の条件で立ち寄り入浴する事が出来るので、非常に敷居が低いです。
私のHPでは方法を載せませんが、もし入りたい人がいれば、ネットでお調べ下さい。
簡単に出てくると思います。

さて、内部。風格ある外観から期待出来る通りの、美しい造りをしています。
脱衣所と浴室が一体型で、大湯と呼ぶに相応しい広々とした造り。
まるで大正ロマンを彷彿とさせられるような風雅な雰囲気で、服を脱いで入浴する暇を忘れ、思わず写真を撮りまくってしまいました。
なんとまぁ、ため息が出るような素晴らしい造りをしています。

浴槽はとても細長いもので、2層に分かれています。脱衣所から向かって右側の湯船に湯口があります。
左側の湯船には湯口が無く、右側と内部で繋がっていました。
当然湯口のある右側が熱めで、おそらく50度近くあったでしょう。熱くてとても入る事が出来ません。左側は45度程度で、多少熱めですが、入る事が出来る温度まで下がっています。
たまたま利用者が少ない時間だったせいかも知れませんが、とても鮮度が良い状態で嬉しくなってしまいます。

お湯自体は、特徴控えめの、無色透明、僅かに潮臭と金気臭のようなものが混じるものです。
肌触りは僅かにツルツルしますが、特徴はあまり感じにくいです。
ただ、とにかく浴室の雰囲気が良いので、実際のお湯以上に良い物に思えてしまい、とても気持ちが良いのです。
周辺の風情に見とれながら入っていると、気付いたら体が芯からポカポカに温まりました。
特徴が無いと書きましたが、裏を返せば、強烈な癖がない分、毎日入っても飽きる事が無い素敵なお湯とも言えます。

今回は行程の都合上あまり長居する事が出来ず、早々に引き上げましたが、出来る事ならばもっとゆっくりしていたかったです。
とにかく風情が良い共同浴場。毎日入る事が出来る地元の方を羨ましく感じると共に、毎日利用しているとこの風情も当然の物に感じてしまうのかなぁなどと考えながらその場を後にしました。
とても印象が良かった一湯です!

2007年 7月15日 - 初訪問時のレポート

2008年4月26日 - 再訪

再訪してきました。この日は26日で、風呂の日!通常では施錠されていて宿泊客でなければ利用出来ない所なのですが、解放されているのです。
なかなか入る事が出来ない湯田中大湯が解放されている幸せ!あぁ、素晴らしいです!
機会があれば是非ともまた立ち寄りたい一湯です!

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