長野県

五色の湯旅館(五色温泉) ★4.5

含ラジウム硫化水素泉

長野県上高井郡高山村五色温泉
男女別内湯・混浴露天
026-242-2500
日帰り・500円

2004年6月20日、日帰り入浴をして参りました。
実は、この2週間前にも五色温泉には訪れているのですが、日帰り入浴時間が変更されたとの事で、入る事が出来ずに残念な思いをした事があります。
名前の通り、気候条件等によって湯の色が五色に変わる温泉との事で、雑誌等にも度々紹介されている温泉です。
きっと素晴らしいお湯に違いないと、期待に胸が高鳴ります。

五色温泉「五色の湯」は、国道292号線、渋峠側から、山田牧場を抜け、松川の渓流に差し掛かった所にありました。
県道沿いにあるのですが、周囲に何も無いぽつんと佇む古い一軒宿です。あまり気取らない、まるで民家の玄関先みたいな受付が秘湯のムードを醸し出しています。
受け付けで500円を払い、いざ、前回入れなかった旅館内部へ。歴史の重みを感じる階段を降りた先にお風呂はありました。

まず最初に向かったのは、混浴野天風呂。野天というだけあり、浴槽が一つだるだけで、カランも洗い場もありません。
松川の渓流沿いにあり、開放感はとても素晴らしいですが、釣り人でもいようものなら丸見えの造りで少し驚きます。
幸い、先客は誰もいなく、この開放的な野天風呂を独り占めする事が出来ました。
五色に変化すると言われるお湯ですが、私が入った時は若干緑がかった白濁でした。結構熱めのお湯で、硫黄の臭いがかなり強烈です。
湯底には大量の湯花が溜まっているらしく、湯を動かすと黒い湯花が大量に舞い上がります。
熱かったのであまり長湯は出来ませんでしたが、とても気持ちが良いお湯でした。

次に入ったのは、内湯で、これは男女別に分かれています。浴室の中央に浴槽があるだけの、とてもシンプルな造りをしていますが、板張りでとても落ち着く空間に仕上がっています。
お湯は露天と同じものらしいのですが、こちらは露天よりも緑色の度合いが強く、湯花も少し少なめでした。こちらもお湯が熱く、長湯は出来ませんでしたが、とても気持ちの良いお湯でした。

2006年 10月22日 - 再訪

およそ2年ちょっと振りに再訪しました。
以前は湯巡り経験も乏しく、結構感動したものの、それほど高評価していなかったのですが、改めて入ってみると、やっぱり良いお湯でビックリ!
再訪の場合、感動が増す事は少ないのですが、この五色温泉に関しては、初めて入ったお湯のような嬉しさと気持ちよさがありました。

長野を代表する一湯と言って過言では無いと思います。
また来ようっと。

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