ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
(共益会11号ボーリング) 93度 / ph8.43 / H14.8.6
Na+ = 416.8 / K+ = 42.4 / Ca++ = 65.6 / Cl- = 547.6
F- = 1.6 / Br- = 1.3 / I- = 0.4 / HS- = 0.8
SO4– = 264.3 / HCO3- = 23.6 / CO3- = 17.2
H2SiO3 = 150.7 / HBO2 = 73.4 / H2S = 0.1
成分総計 = 1608.6mg
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
男女別内湯
ジモ専
基本的に立ち寄り不可 (安代宿泊者は可)
安代温泉のメイン通り沿いにある、地元民と安代温泉の宿泊者でなければ入ることが出来ないお風呂です。
前を通る度に気になっていましたが、入る事が適わずにいました。
今回、とある事情により、特別に入浴する事が出来ました。ラッキー!
中に入るには安代温泉の鍵を使用する必要があります。ちなみにこの鍵は安代大湯と同じ物。内部は、脱衣所と内湯がある、とてもシンプルかつこぢんまりとした物です。
折りしも夕刻。薄暗いので電気をつけようと思いましたが、どこにもスイッチらしき物が見当たりません。
どうした事かとオロオロしていると、女湯側のお婆ちゃんが、時間が来れば勝手に電気がつくのだと教えてくれました。
なるほど・・・便利と言えば便利ですが、既にかなり暗くなっており、これはこれでどうかと言う気もします。
まぁ、観光客相手では無い地元の方のお風呂なので、毎日使う物で勝手も分かっていることでしょうし、多少暗いくらいはどうって事無いのかも知れませんね。
と、言うことで、薄暗い中、いつもの通りにバシバシと写真を撮り、服を脱いで、いざ浴室へ。
さぁ入るぞと意気込む脇で、友人が「あああぁぁぁ~!」と悲鳴を上げる。
どうしたのでしょう。少し驚いた私ですが、その理由がすぐに分かり、私も「あああぁぁ・・・」と、力なくため息をついてしまいました。
なんと、湯船にお湯が張られていないのです!
薄暗い浴室のせいで、裸になっていざ掛け湯となるまで、まったく気がつきませんでした。
湯口からお湯が注がれてはいるものの、湯船の栓が外れており、注がれたら注がれた分だけ棄てられてしまっています。
どうやら女湯にはちゃんとお湯が張られている様子で、紅鮭がお婆ちゃんと一緒にザブザブと良い音を立てているではありませんか。
あぁ、なんてこったい!!!
今まで行ってみたらお湯が張られていなかったとか、清掃中だったとか、それなりにありますが、それに気付かず裸にまでなってしまったのは初めての経験で、えらく凹みました。
仕方が無いので、湯口のお湯を桶で救い、そのままだと熱すぎるので水で割ってザブザブとかぶる事に・・・
新鮮なお湯で、芒硝臭や温泉臭がお湯から立ち込めて来て、実に爽快!
ただ、その爽快な気分も、肩に掛けたお湯が足先に流れ落ちるまでの、一瞬の出来事。
その後は、湯口のお湯が桶に溜まるまで待たなければなりません。
肩まで浸かることが出来れば、どれだけ幸せだろうと思うにつれ、だんだん空しくなってきます。
ある程度お湯を被って、あきらめ、その場を後にしました。
入ることが出来たのは素直に感激!でも、お湯が張っていればなぁ・・・
やっぱ、安代温泉に泊まらなければ駄目って事ですよね。
いつの日か再訪を誓い、とりあえず「その状況でベストな状態で入浴出来れば一湯とカウントする」と言う、Jake流のカウント方式により、一湯と数えました。
2008-4/26
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