栃木県

自在荘 (那須高原温泉) ★3.5

単純温泉
(大丸温泉 山楽No.1~15 混合泉)
68度 / ph6.4 / H8.9.26
Na+ = 62.3 / K+ = 26.6 / Mg++ = 22.3 / Ca++ = 63.5
Fe++ = 4.3 / Mn++ = 1 / Cl- = 6.3 / SO4– = 279.7
HCO3– = 169.7 / H2SiO3 = 234.2 / HBO2 = 3.1
CO2 = 132.1 / H2S = 0.4 / 成分総計 = 1006mg

栃木県那須郡那須町大字湯本206-98
0287-76-3020
男女別内湯
700円
14:00 – 20:00

那須に行くと、いつも雲海閣だけしか入らずに帰ってきてしまう私。
雲海閣に満足しているのだから、それはそれで何も問題が無い事なのですが、趣味としての「湯めぐり」は、なんかいつも満たされません。
そんな訳で、那須でどこかに立寄ってみようと、雲海閣チェックアウト後に立寄ったのがココ、自在荘です。
特に下調べした訳ではなく、観光案内所にあった立ち寄り入浴施設一覧に載っていたからだけなんですけれどもね。
場所は湯本の温泉街から少し離れた、静かな森林の中にありました。
大人の隠れ家って感じで、とても雰囲気が良いです。

中に入ると、なかなか良い雰囲気のお宿です。フロントで受付をすると、お風呂の場所を丁寧に案内して下さいました。
ちなみに、通常だと700円する立寄り入浴代金なのですが、観光協会で配っていたクーポンで500円で利用する事が出来ました。
那須ではこのようなイベントを不定期ですが頻繁に行っていますので、利用される際はチェックしてみると良いかも知れません。

さて、そのお風呂。男女別で、それぞれに内湯と露天があります。
まずは内湯。洗い場数名分、湯船ひとつの、オーソドックスな造りをしていました。湯船には無色透明のお湯が張られています。
湯口からはザブザブと勢いよくお湯が注がれており、一部が湯船から溢れ出ています。どうやら循環されている模様。
幸いにして塩素臭などはせず、清潔なお湯なのですが、浴感は乏しいかな。
少しだけ確認して、露天へ向かいました。

露天は、内湯からそのまま外に出る事が出来ます。数段階段を降りた所にあり、なかなか雰囲気が良いです。
こちらもシンプルに、湯船がひとつあるだけです。屋根が掛かっているので、開放感はありませんが、目の前に渓流を見下ろす事が出来て、雰囲気が良いです。
訪れた時期が悪く、寒々しい樹々しか見る事が出来ませんが、新緑の季節や紅葉の時期は絶景でしょうね。

お湯は内湯と同じく、無色透明の物です。
ただ、こちらのお湯は、どうやら掛け流しの様子。湯口から熱めのお湯が注がれており、注がれたお湯と同じ分だけ、湯船一角に切られた掛け流しスポットから溢れだしています。
お湯はサラリと気持ちが良い単純泉。ごく微量ながら、明礬臭と、明礬臭のような芒硝臭を感じます。癖が無いお湯でずっと浸かっていても疲れません。
微量に硫黄臭がした気もしますが、たぶんこれは、雲海閣にずっと浸かってついた自分の体の臭いと思われます。
特徴的な温泉が好きな人には、少し物足りないかも知れませんが、癖が無くて入りやすいです。雰囲気も良いし悪くありません。
たまたまこの日は風が強く、目の前の木がグワングワンと大きく揺れていました。落ち着かないと言えばそうですが、目の前の景色に変化があると言うのは面白いです。
ボーっと眺めていると飽きる事を知らず、良いお湯も相まって、殆どの時間をこの露天風呂で過ごしました。

2009-2/8

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