芒硝泉?
露天には成分表らしきものが 見当たりませんでした
栃木県那須塩原市塩原6
0287-32-3232
男女別内湯 ・ 露天風呂
800円 (内湯と露天はそれぞれ別料金)
12:00 – 20:00
塩原温泉郷の入り口とも言える、他の温泉街からは離れた街道沿いにポツンと一軒だけあるお宿です。
塩原へ行く途中に必ず通過する場所にあったため、常々気にはなっていました。
なかなか立派なお宿で、お風呂は館内にある内湯と、通り向かいの崖を降りていった先にある露天があります。
どちらも受付けは旅館のフロントで行いますが、それぞれ別料金で、両方入る場合は800円*2回で入浴料の合計が1600円になってしまいます。
ハッキリ言って物凄く高い・・・
ただ、湯巡り手形を使えば半額になりますので、それでやっとマトモな金額になると言ったところでしょうか。
今回は、両方入る時間とお金が惜しかったので、とりあえず露天のみを利用することにしました。
露天は旅館建物の通り向かい、遊歩道の階段で河原の方に降りた所にあります。
この階段、400段弱あるとの話で、かなりの高低差があります。
行きは降りるだけで楽なのですが・・・帰りはかなり大変そう。
暫く降りていくと、野天風呂と言う言葉が似合う、野趣溢れるお風呂が見えてきました。
こちらには混浴が2箇所、女性専用が1箇所あります。
女性用の方は湯小屋になっており、しっかり屋根のついた脱衣所があるのですが、混浴側は簡素な脱衣所があるだけですので、先客は湯船の脇に脱いだ服を纏めています。
混浴は遊歩道の突き当たりに一箇所、更に降りた所にもう一箇所ありました。
まずは下の方の湯船。目の前に川面が迫る、とても開放感がある所にあります。
お湯は無色透明ですが、雑誌に載りそうな迫力がある湯船は素晴らしいの一言!
さて、肝心のお湯はと言うと・・・
温いっ!全然温まりません。手持ちの温度計で測ったら、なんと34度しかありません。鮮度が良い訳でもなく、ただ温いだけと言う印象。
折りしも12月、前日降った雪が路肩に残っているような寒い時期で、長居すると風邪を引きそうです。
仕方が無いので、脱いだ服をそのまま抱え、上の湯船にそそくさと移動する事にしました。
上の湯船に張られたお湯も、下と同じ無色透明のもので、恐らく同じ源泉のお湯と思われます。
温すぎる下から移動して来た身にとっては随分と暖かく感じますが、こちらも38度しか無く、なかなか体が温まりません。
ほんのり芒硝臭が漂うお湯で、下の湯船と比べると数段マシなのですが、一度入ってしまうと出るに出れない低温で、この時期には少々辛いです。
湯口付近は暖かい様子でしたが、バスタオル巻きのカップルが仲睦まじく入浴しており、近寄る事が躊躇われたので端にいるしかなく・・・
暫くじっとして一生懸命温まる努力をしてみましたが、どうにもこうにもいかず、結局肌寒いまま服を着て出てきてしまいました。
でも、帰りの階段を登っていると、自然に息が荒くなり、気付くと寒かった事を忘れてしまいましたが・・・
うーん、これで良いのだろうか?
せっかくのロケーションや風情も、お湯の温さで全てが台無しで、残念な一湯です。
今度は内湯にも行ってみたいですが・・・露天はもう良いや。
夏場だったら気持ちが良かったかも知れませんね。
(補足)女湯は湯船が小さかったため、適温だったそうです。
2006-12/24
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