群馬県草津温泉

旅館たむら(草津温泉) ★4.5

酸性・含鉄-アルミニウム-硫酸塩-塩化物泉
(地蔵源泉)

群馬県吾妻郡草津町大字草津305
男女別内湯 ・ 露天風呂
0279-88-2045
700円 (和風村湯巡り手形使用)
営業時間 要確認?

草津温泉にある共同浴場、地蔵の湯のすぐ目の前にある旅館です。
源泉は勿論地蔵の湯からの引湯。
ちなみに、私が訪れた時は、共同浴場地蔵の湯は建て替え工事の為に取り壊されており、使う事が出来なくなっておりました。
ちょっと寂しいですね。
新しく建てられる地蔵の湯は、この旅館たむらの真横に出来上がる予定で、建築の真っ最中でした。
2006年の3月末には完成するとの事で、今から楽しみです。

さて、旅館たむらに話を戻しますと・・・
旅館たむらは、和風村に加盟している旅館の一つで、和風村では唯一地蔵源泉のお湯を引いている宿です。
共同浴場で地蔵の湯に入れない最中、立ち寄りで地蔵源泉に入れるという事で、とても貴重なお宿と言えるでしょう。
午前10時30分という、立ち寄り入浴するには少し中途半端な時間に訪問したのですが、快く入浴を受け入れて貰えました。

お風呂は勿論男女別で、それぞれに内湯と露天があります。
脱衣所も浴室も、共同浴場とは比べ物にならないほど立派です・・・って、アタリマエですけどね。^^;
まずは内湯。数人分の洗い場と、浴槽が一つ。5~6人ほど入るゆとりがあるものですが、この日は他に誰もいなく、貸切で利用出来ました。
お湯は勿論、随分とお久しぶりな気がしなくもない、地蔵源泉です。
ほんのり白く濁っており、お湯の表面には湯花が膜のように浮いていました。
適温のお湯で、何ともゆったり寛げます。臭いはほのかな硫黄臭。
いやー、やっぱり地蔵の湯は良いですねー!
草津、そして地蔵の湯の素晴らしさを、改めて認識しました。

ちなみに、内湯の隣に、足湯だったっぽい、空の浴槽?を発見。
今は使われていないみたいだけど、やっぱり足湯だったのかな・・・?

奥には一応露天もあります。
湯船は2人入るには小さすぎる程の大きさで、すぐ隣が通りになっている為、見晴らしもよくありません。
まぁ、オマケで付いていると考えるのが正解かな?
お湯は内湯よりも熱めで、お湯も盛大に掛け流し。
共同浴場の新鮮さにはどうしても負けてしまいますが、それに迫る良いお湯で、ビックリしてしまいました。

そして、特筆すべきは、排水の悪さ。(笑)
湯船から一気に溢れたお湯が、暫く洗い場に留まっていました。

試しに排水溝をタオルで塞いで見ると、あら不思議、背中が暖かいトド浴槽の完成です。
空を見上げながら、地蔵源泉でトドになる。
草津の湯で、これほどの贅沢がかつてあったでしょうか!?
露天の使い方を激しく間違っている気も致しますが、何とも心地よく、Yokoとの待ち合わせ時間も忘れ、ゆっくりと寛いでしまいました。

新・地蔵の湯も楽しみですが、やっぱり大勢の人でイモ洗い状態なのかなぁ・・・
まぁ、嫌いじゃありませんけどね。
たまには宿の内湯も良いのではないでしょうか?
地蔵源泉で空を見ながらトドになれるのは、恐らくここを置いて他に無いと思われます。

2005-11/3

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