含硫黄-ナトリウム-塩化物・ 硫酸塩温泉
(常磐湯本温泉 湯元温泉源泉)
59度 / ph8.1 / H12.11.29
Na+ = 523 / K+ = 16.2 / Ca++ = 59.8 / Sr++ = 0.8
Cl- = 556.6 / F- = 5.3 / Br- = 2.1 / HS- = 9.5
SO4– = 390.3 / HCO3- = 106.9 / CO3– = 6
HPO4– = 1.9 / H2SiO3 = 45 / HBO2 = 15.2
H2S = 0.8 / 成分総計 = 1743mg
福島県いわき市常磐湯本町三函
男女別内湯
70円
15:00 – 22:00 (2007年 10月末をもって閉鎖)
「さはこの湯」から歩いてすぐの路地にある共同浴場です。
ちなみに、2007年の10月いっぱいで閉鎖されてしまいました。このレポートを書いている現在では既に入ることが出来ず、とても残念なところです。
今回いわき湯本を訪れたのも、この東湯が閉鎖される前に是非入りたいと思って、急遽来ました。
外観はいかにも共同浴場と言った感じで、とても素朴な印象です。
訪れたのが夕方の夕食前でしたので、沢山の人が訪れている様子。
お風呂の話し声が通りに漏れています。
みなさん和気藹々と入っているようで、雰囲気の良さが手に取るように分かります。
中に入ると、男女脱衣所の間に番台がある、所謂古風な銭湯のような造りをしています。
管理人さんが常駐しているので、その場で70円支払って中へ。
脱衣所は必要最小限のものが揃っているだけですが、ちゃんと手入れがされていて、あまり古い印象はありません。
上の湯と比較すると、こっちの方が新しいようなイメージだなぁ。なんで閉鎖するんだろ、モッタイナイ・・・
浴室もシンプルなもので、入って右手側に洗い場、左奥に湯船がひとつある、シンプル設計。
通りまで響いていた声の方々でしょうか、既に先客が沢山いて、とっても賑やか。
お湯は僅かに青緑色がかった白濁ですが、事前に入った上の湯に比べるとかなり透明度が高く、湯底が透けて見えます。
同じ源泉を使用しているみたいなのですが、鮮度の違いですかね・・・?
お湯からは硫黄臭がして、それ以外にも粘土臭のようなものも混じり、とても芳しいです。
ガッツリ熱めの45度で、長湯は出来ないのですが、とても気持ちが良く、一度入るとなかなか出たいと思えないのです。
結果的に長湯と言う事になってしまい、ヘロヘロ。
汗だくでなかなか引きません。
湯口付近が一番気持ち良いのですが、熱いお湯がガシガシと注がれており、お湯の表面がすぐに熱くなります。
首の辺りがチリチリと焼けるように痛いので、常時お湯をかき混ぜながらの入浴。
傍から見れば、「湯口から離れた所で入れよー」なのですが、ココが一番気持ち良いから、動くに動けないのです。
あちー!きもちいいー!を、頭の中で何度も繰り返しながら、ここでもかなりの体力を消耗してしまいました。
とても素敵な共同浴場。無くなってしまうのが惜しくてなりません。
ともあれ、最後に入る事が出来てとても良かったです。
思い出の中でいつまでも留めて起きたい、とても素敵な一湯でした。
2007-10/21
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