福島県

ドライブ温泉大浴場 (芦ノ牧温泉) ★4.0

含食塩石膏泉
(国民宿舎あいづ荘) 62度 / ph7.6 / 75L / S38.1.12
Na+ = 198.9 / K+ = 34.81 / Ca++ = 266.8 / Mg++ = 4.15
Cl- = 176.4 / SO4– = 837.1 / HCO3- = 57.59
H2SiO3 = 169.9 / H2S = 0.075 / 成分総計 = 1763mg

福島県会津若松市大戸町小谷湯ノ平89
0242-92-3032
男女別内湯
350円
7:30 – 19:30

国道118号線を二俣温泉方面に向けて南下中、芦ノ牧温泉に差し掛かろうとした時のことです。
助手席に座っていた友人、札幌のGさんが一枚の看板を発見しました。
「ドライブ温泉2km先」
なんて怪しい温泉でしょう。。。
私が何の気にも留めずにいると、助手席にいたGさん、先ほどまで眠そうにしていて口数が少なかった筈なのですが、いきなり目を輝かし、行きたいと言って騒ぎ出しました。

アータねぇ・・・
ドライブ温泉ですよ、ドライブ温泉!
こんな妙チクリンで怪しさ大爆発な名前の温泉、きっとロクでもないものと思われ、一体何だってこの人はこんな所に興味を示すのか、私の理解では遠く及ばないところであります。
しかし、Gさんが訴えかける目は本気そのものでした。
余りにも行きたそうにしており、無視して通り過ぎると今後の人間関係に大きなヒビが出来てしまうような気がしてきて、大人しく言われるがまま、看板の案内にしたがって車を寄せてみました。

たどり着いた先は、国道沿いですが芦ノ牧温泉の一角で、どうやらお土産や軽食などを扱うドライブインのようです。
名前だけで既に十分怪しいのですが、見た目も矢鱈とゴテゴテしていて、想像していたよりもかなり怪しい雰囲気。
私も思わず「おぉ~っ!?」と声を上げてしまったわけですが、Gさんはそれ以上に嬉しそうにはしゃいでいます。

驚いたことにここ、湯量が豊富なのか、トイレの洗面所は温泉が流れっぱなしになっています。
てっきりただのB級かと思っていましたが、これなら結構期待出来るかも!?
入浴料は350円。当たるか外れるかで、この金額は安くも高くも感じるのですが、物は試しにと言うことで入ってみることにしました。

内部は、外観から期待出来よう筈もありませんが、とても古びていてくたびれたような印象です。
そこまで狭くはありませんが、大浴場を名乗るにはちょっとショボすぎます。
何はともあれ、浴室へ。
入って右手側に洗い場が3~4人分、正面には湯船があり、左右でそれぞれ熱めと適温に分かれていました。
古い浴室ですが、なかなか良い雰囲気じゃありませんか!
私はこう言う年代感じるタイル張りのお風呂、大好きです。
私の隣で、Gさんが私以上に感動して騒いでいたのは言うまでもありません・・・

お湯は無色透明で、芒硝臭が漂うしっかりと特徴を感じるものです。
絶賛するようなものではありませんが、ほとんど期待をしていなかった事を考えると、嬉しい誤算と言って差支えが無い良いお湯で、熱めの方は鮮度も良いです。
芒硝のビリビリする肌触りも健在で、ふぅーっと気持ちの良いため息が出てしまいます。
湯口は無骨なパイプで、析出した成分が白く固まっていました。
お湯を口にしてみましたがこれと言った味は感じませんでした。

ちなみにこのお湯、元々は通り向かいにあった国民宿舎から引いていたものだそうで、敷地内に源泉を持っている訳ではありません。
ただ、その国民宿舎は既に取り壊され、更地になっており、今はこの源泉を使っているのはこのドライブ温泉だけなのだとか。
結果的に独自源泉みたいな状態。
思わぬところで貴重なお湯に浸かれたみたいで、ちょっと得した気分になれました。

なお、ここには露天風呂もありますが、どうやら内湯の捨て湯をそのまま注いでいるようで、温いうえに、鮮度が良かろう筈もありません。

私は入らずに出てしまいました・・・

Gさんのお陰で立ち寄る事が出来た、怪しいけれどちょっと素敵な温泉。
私と紅鮭だけだったら、確実に通り過ぎていたであろうと思われ、感謝感謝です!

無理してまで来る必要はまったくありませんが、近くに来たら立ち寄る価値が十分ありそうです。

Gさんと同じ感性をお持ちの方には、マストと言っても良い、極めてB級な一湯です。

2006-11/5

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