単純温泉
(表磐梯2号井) 48.5度 / 537L / S62.4.15
Na+ = 71.5 / K+ = 14.7 / Mg++ = 10.5 / Ca+ = 14
Cl- = 24.9 / SO4– = 1.8 / HCO3- = 268.5
福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根字佐賀地2557
0242-65-2515
男女別内湯
500円
営業時間 要確認
会津磐梯山の一帯にある温泉のひとつ、押立温泉。ちなみに、「おったて温泉」と読むようです。
長い間、「おしだて」なのかなって思っていました。まぁ、地名なんて、読めなくても恥では無いと思っています。
白骨温泉なんて、予備知識が一切無い人にとっては「ハッコツ温泉?」ですし、打当温泉に関しては、温泉ファンでもすぐに「ウットウ温泉」って出て来ないのでは無いかな?
ちなみに、うちのカーナビは、遠刈田温泉の交差点に差し掛かると、音声で「とおがりた福祉センター前を、左方向です」とか言います。酷い間違いです。
「とおがりた福祉ンターを前を、左方向」が正しいです。(ツッコミ歓迎)
さて、その押立温泉には、3箇所入浴出来る施設があります。まず最初に訪れたのは、国民宿舎の「さぎの湯旅館」です。
中に入ると、犬が2匹、猛烈に歓迎。散々臭いを嗅がれてしまいました。愛嬌があってカワイイ子達なのですが、犬が嫌いな人には悪夢のような歓迎です。
ごめんくださいと言うと、中からご主人。
犬に「こら、オマイたち!」と、一喝しつつ、入浴料を受け取って下さいました。
個人的には、こう言う歓迎は癒されるので、大好きです。
お風呂は男女別で内湯のみ。とてもシンプルで、入って左手側に湯船がひとつあります。
お湯は無色透明。湯口からは適量のお湯が注がれています。
洗い場にオーバーフローが無い事から、一瞬循環を疑いましたが、湯口の反対側にかけ流しポイントがあって、そこから溢れたお湯が捨てられていました。
ちゃんと掛け流しになっており、まずは一安心です。
さて、そのお湯。温めくらいの適温で、長湯に向く42度です。お湯の中にはうっすら灰色がかった湯花がフワフワと浮いています。お湯からはうっすらと温泉臭。
イメージ的に、四万温泉あたりを彷彿とさせる、とても優しい肌触りの単純泉です。
とても肌に良く馴染む感じが心地よく、何だかボーっとしながらお湯に浸かっている事が出来ます。
鮮度はさほど良くありませんが、なんだか、こう言うスローなお湯は、心が癒されるようで、嫌いではありません。
500円はちょっと高いかなと言う印象も受けましたが、立ち寄れて良かったと思います。
山間にある素朴なお湯、恐らくココが多くの人でイモ洗いになる事は無いと思われ、静かに一人だけの時間を過ごしたい人なんかにはお勧め出来そうです。
ちなみに、浴後、犬に挨拶してから帰ろうと思いましたが、先ほどまで玄関先で自由奔放にしていた2匹がいません。
どこか他所に追いやられてしまったかと、少し残念に思いつつ駐車場に行くと、私の車の隣の軽トラックの運転席と助手席に、さっきの2匹が閉じ込められていました。
運転席と助手席の上にちょこんと座っているその2匹は、なんだかとても可愛いです。
軽トラの外にも一匹おり、この子は歓迎してくれた2匹より少し小柄。もしかしたら、軽トラの中の二人の間に生まれた子供かな?
とても人懐こい子達で、お湯だけでなく、彼らにもたっぷりと癒されてしまいました。
次回再訪する時にも歓迎してくれるかな?そんな事を思わず期待してしまった一湯です。
2008-8/23
コメント