福島県

ホテル小野川荘 (磐梯高原裏磐梯温泉) ★3.5

ナトリウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
(磐梯高原裏磐梯温泉) 49.7度 / ph9.1 / H10.12.14
Na+ = 206 / K+ = 2.8 / Ca++ = 249.3 / Mg++ = 0.2
Al+++ = 0.1 / Fe++ = 0.2 / Sr++ = 0.5 / Cl- = 171.5
OH- = 0.2 / F- = 1.1 / Br- = 0.4 / HS- = 0.4
HCO3- = 37.8 / SO4– = 831.9 / H2SiO3 = 39.3
HBO2 = 0.8 / 成分総計 = 1543mg

福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ケ峯1093
0241-32-2505
男女別内湯
500円
6:00 – 21:00

小野川湖の傍にあるホテルです。お湯の使い方が良いと紹介がされていたので、とても気になっていました。
ちなみに、トク―!で、結構安い金額で泊まる事が出来るので、機会があったら泊まりに来ようと思っていた所です。結局日帰りで利用してしまいました。
朝の早い時間から遅くまで立寄り利用出来るのでとても便利です。ハイキングや山登りの人の為なのかな・・・?

さて、お風呂。フロントで受付をして、階段で2階にあがり、廊下を歩いて、1階に降りた所にあります。
実に分かりづらい場所にあります。階層が違わないので、階段の昇り降りせずに行けると良いのですが、途中に調理場などがある都合だそうです。
宿泊者からするとそれで構わないのかも知れませんが、立ち寄り入浴をさせるとなると、構造的な欠陥を感じざるを得ません・・・
まぁ、私個人としては、こうやって宿の中を歩けるのは面白いので、むしろ好きな方ですけれどもね。
例えば蔵王のお宿ってどこも奥まった所に浴室がありますから・・・

さて、そんなでたどり着いたお風呂。もちろん男女別に分かれており、それぞれ内湯があるだけです。
宿の規模からすると、ちょっと手狭に感じてしまいます。ただ、お湯の使い方にはこだわりがあるそうで、源泉掛け流しなのだそうです。これは期待せざるを得ません。
幾ら広々としていても、少ない湯量を補う為、加水や循環されてしまうと、温泉としての楽しみは全然残りませんからね。

で、その内湯。脱衣所から入って最初に気になったのが階段です。
普通脱衣所から数段降りる造りをしている物ですが、ココは何故か、数段上にあがる造りになっています。
これ、お湯があふれたら脱衣所に流れこんでしまうのでは・・・?
湯船はその段を上がって右手側にあり、左手側に洗い場が並んでいました。

お湯は透明。ごく僅かに黄味がかった色が付いているように見えます。浴室内には湯気が濛々に立ち込めていました。
温度はほぼ適温。すこしツルツルする感触があるお湯です。僅かながら灰色の湯花を確認する事が出来ます。
お湯からは温泉臭とでも言うのでしょうか。鉱物臭+硫黄臭+芒硝臭のような物が交った臭いがします。

面白いのは湯口です。配管に物でも詰まっているのでしょうか、まるでスプレーのように四方に飛び散っています。
源泉温度が高いため、湯口からのお湯も高温です。湯口に近づいて臭いを嗅いでみたり、お湯を汲んでみたりしたいのですが、熱くて接近出来ません。どうにももどかしいです。
と言うか、この元気良すぎる湯口のせいで、浴槽の半分近くが使用不可な状態です。湯口のお湯の射程圏内で使っていると、顔にお湯が飛んできて居心地が悪いのです。
たぶん本来はこんなヘンチクリンな湯口では無いと思うのですが・・・
ちなみに、湯口には硫黄成分と思われる白い湯花が付着していました。取ってみたかったのですが、熱いので、断念。うぅむ・・・

浴後は不思議と肌がさらりと乾き、サッパリして気持が良かったです。このお湯であれば、一日に何度入っても飽きる事が無さそうです。

比較的安いので、機会があれば泊りで利用してみたいです。
ともあれ、立ち寄れてとっても良かった一湯でした。

2008-11/9

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