小野川温泉山形県

扇屋旅館 (小野川温泉) ★4.0

含硫黄-ナトリウム・カルシウ ム-塩化物温泉
(協組第4号源泉高見屋源泉) 80.3度 / ph6.9
Na+ = 1412 / K+ = 123.2 / Mg++ = 4.3 / Ca++ = 547.2
Cl- = 3199 / Br- = 8.7 / HS- = 1.7 / SO4- = 78.3
H2SiO3 = 241.7 / HBO2 = 28.7 / CO2 = 24.4 / H2S = 2.5
蒸発残留物 = 5831mg

山形県米沢市小野川町2432
電 話 0238-32-2521
男女別内湯
500円
8:00 – 21:00

小野川温泉の中心、共同浴場尼湯のすぐ目の前にある温泉旅館です。
とても風情ある湯屋建築をした目を引く造りをしています。
見るからに高級そうで敷居が高そうなのですが、日帰り入浴をお願いすると快くOKをして下さいました。
宿のご主人、非常に感じが良く、浴場まで丁寧に案内してくださいました。

お風呂は内湯のみで、宿の随分と奥まった所にあります。
館内は実に風情があるのですが、浴室はタイル張りであまり風情が無いものです。
んー・・・まぁ、こう言うお風呂、結構好きなので、私的には全然マイナスな要素ではないのですが、旅館の外観から期待するような造りでは無い気がします。
もっとコテコテな木造湯船が似合いそうな気がするのですが・・・

ただ、お湯はなかなか素晴らしいものです。
小野川温泉は源泉の温度が80度以上と非常に高温の為、多くの施設で加水しているのですが、ここ扇屋では湯口からの湯量を調整する事で、源泉100%を非加熱のまま掛け流しているのです。
湯口に不着した素麺状の湯花がお湯の良さを物語っている気がしますね。
入浴してみての感想は、とても柔らかく、ほんのりと香る硫黄臭が心地よい、優しい印象のお湯です。
湯口のお湯はチョロチョロですので、鮮度と言う話をするとあまり良くは無いのですが、旅館内湯なだけに利用者が少なくとても清潔で、お湯が濃い印象を受けました。

立ち寄りだけでは何だか勿体無いような気がするお宿です。
是非とも宿泊して、ゆっくりと寛いでみたいですね。
いつまでもこの素敵な風情を残していって下さい。

2006-6/10

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