ナトリウム-塩化物・炭酸水素 塩温泉
(寒河江温泉協同組合第2号源泉) 50.2度 / ph7.1 / H8.8.21
Na+ = 433.2 / K+ = 19.1 / Mg++ = 13.3 / Ca++ = 36.4
Fe++ = 0.5 / Mn++ = 0.5 / Cl- = 582.1 / Br- = 1.8
I- = 0.3 / HCO3- = 354.7 / SO4– = 5.3 / HPO3– = 0.6
H2SiO3 = 128.2 / HBO2 = 3.5 / CO2 = 47.3
蒸発残留物 = 1392mg
山形県寒河江市本町1丁目5-13
0237-84-2661
貸切内湯 × 1
日帰り不可
JR左沢線「寒河江駅」から程近く、寒河江ICからも車で5分程度の場所にある、割烹旅館です。
寒河江温泉と言えば、寒河江市民浴場やゆーチェリ~に数度訪れておりますが、旅館が立ち並ぶ一帯には来た事がありませんでした。
今回、この「福よし」に立ち寄り入浴をして、お湯のよさに感激した友人が、「是非ココで忘年会をしよう!」と話を纏めてくれたので、宿泊することになった次第です。
(通常は立ち寄り入浴不可です)
さて、その忘年会ですが、年の瀬迫った12月30日。
しかし、私はこの日、18時まで仕事が入っていたので、帰宅後、急いで出発。高速で一路山形を目指し、23時頃に福よし到着しました。
普通こんな遅い時間のチェックインは許されませんが、友人が先に着いていた事と、お宿の人にも事前了解を得ていたので、問題はありません。
仕事が終わったその足で山形まで来たのは、私自身、初めての経験です。やれば意外と出来るものですね。(笑)
とりあえず無事到着を祝し、友人と乾杯した後、早速お風呂に向かいました。
さてそのお風呂。結構雰囲気良いお宿なのですが、なんと男女別に分かれておらず、貸切の物が一箇所あるだけです。
これにはちょっと意外で驚きましたが、聞けば、湯量に見合ったお湯を提供する為だとか。素晴らしいことです!
期待して中に入ると、おぉ!っと、思わず歓声を上げてしまいました。
湯船は3~4人程度入れる、あまり大きくない物です。洗い場も数人分ありますが、コンパクトな造りをしており、貸切で使うにはちょうど良さそうな広さです。
注目すべきは湯船。湯口からお湯がザブザブと注がれており、その注がれた分が、しっかりと洗い場にオーバーフローしています。素晴らしい掛け流しっぷりです。
湯船に身を沈めてみたところ、ただでさえお湯で溢れている洗い場が、一気に洪水状態になりました。
溢れたお湯で桶が流されるのは、他所でも度々見かけていますが、何度見ても気分が良い光景です。
お湯は褐色透明の、黒湯を薄くしたようなモール色をしています。肌触りはとても柔らかくてツルツル。温度はちょっと高めの44度くらいでしょうか。
お湯からは、なんとも良い、若草のような鉱物臭と、臭素臭がします。寒河江市民浴場のお湯と系統は似ていますが、こちらの方が断然濃いです。ドバドバと掛け流されている為、鮮度はこの上なく良いです。
湯口で臭いを嗅ぐと、微量ですが硫黄臭も感じます。それ以外にも、僅かにツーンと鼻を刺すようなアブラ臭も混じっています。いやぁ、良い臭いです。
思わずため息が出ます。仕事が終わった後、わざわざ雪の山形道を越えてでも、来た甲斐があります。
じっくり浸かっていると、汗がとめどなく溢れ出します。この日は、お宿には私と友人しか泊まっていませんでしたので、洗い場に寝転んでみたり、お湯に浸かった
りと、時間を気にせず、貸切りを思う存分に堪能させて貰いました。
ちなみにこちら、ご飯も美味しいです!
・・・と言っても、遅い時間に到着した私は、朝食だけしか頂けませんでしたけどね。
まず、お米が美味しい!そして、おかずも、地の物を中心としたメニューで、朝から何杯でも頂けてしまいます。
お宿の方も、色々とお話をして下さったりと、朝からとても楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
普通に2食付で泊まると、ちょっと高いお宿ですが、今度は是非2食付で泊まってみたいですね。
再訪するのが楽しみになった一湯でした。
2008-12/30
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