
ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉
(源泉:遠刈田7号泉) 65.7度 / ph7.0 / 2391.3mg
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
男女別内湯
300円
5:30 – 7:30 / 9:00 – 22:30
遠刈田温泉の中心地にある共同浴場がここ、センター浴場です。
見た目には公民館とか市役所っぽい造りをしており、ぱっと見では温泉があるようには見えません。
ちなみに後から人に聞いた話ですが、「センター浴場」と書かれているべき看板の「セ」が欠けてしまっており、一部では「ンター浴場」と呼ばれているそうです。
ああああぁぁぁ・・・見逃してしまった。ナンテコッタイ!
入浴料金は300円。受付のオジサンに現金を払って入ります。
かなりレトロチックな造りですが、脱衣所、浴槽ともにとても広々としていて使い勝手は良いです。

さて、浴室ですが、これは私が訪れた冬という季節柄仕方がない事ですが、物凄い湯気だらけ。
そのうえ照明も暗く、3メートル先に何があるのかサッパリ分かりません。
手探りで浴槽を見つけ、掛け湯をしようと思ったらすぐそこに人が入っていたりと言う状態。
最初は戸惑いましたが、お湯に浸かってしまうと暗さ加減と湯気モウモウでプライバシーが守られ、とっても居心地が良いんです。
結構広々とした浴室ですが、湯気のせいで一体何人くらいの人が入浴しているのか分かりません。
どうやら天窓が開いているらしいのですが、たまたま入浴中に防災を呼びかける消防車がすぐ脇をゆっくり通り抜けました。
物凄い大音量が浴室中に響き渡り、一体何が起こったのかと戸惑いましたが、これはこれで、何だかレトロさに拍車をかけ、まるで昭和30年代にタイムスリップしたような錯覚を覚えました。

さて、肝心なお湯ですが、黄土色に濁った土類臭のするものです。
肌触りはペタペタ。
温めと熱めの浴槽があります。温めの方は41度前後で適温。
塩分が多いらしく、また、温泉がとても濃いせいか、どちらに入っていても搾り取られるように汗を掻きます。
夏場に訪れたらすぐに参ってしまうでしょう。
でもこれ、冬場だと堪らなく気持ちが良いんですよね。
湯上り後もポカポカ感は暫く持続しました。
ちなみにこの施設、新施設完成のため、2006年の3月で閉館されるそうです。
つまり、わたしは結構ギリギリで利用出来たってことですね。
うーん。無くなってしまうのは惜しいなぁ~
ともあれ、新しい施設に期待。ンター浴場さんありがとう!&お疲れ様っ!
・・・って感じです。
2006年1月1日 - 初訪問時のレポート
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