単純物泉
(大湯,新湯,山の湯,蔵王の湯,不忘の湯,花房の湯,新名号の湯)
(混合泉) 52度 / ph7.5
Na+ = 196.9 / K+ = 15.8 / Ca++ = 28.6 / Mg++ = 2.3
Cl- = 73.5 / SO4– = 227.8 / HCO3- = 244.9
H2SiO3 = 41 / CO2 = 27.5 / 成分総計 = 848.1mg
宮城県柴田郡川崎町青根温泉8−5
0224-87-2016
男女別内湯
青根温泉にある、岡崎旅館。とても格安で宿泊が出来る所と聞いており、いつか泊まりで来ようと思い、敢えて入らずにずっと後回しにしていた所です。
ただ、この日購入した、遠刈田、青根、峩々で使える、蔵王三湯の湯めぐり手形を購入し湯めぐりしたのですが、玉砕が2箇所あり、チケットを15枚ぴったり使い切るのが困難に・・・
仕方が無いので、ここ、岡崎旅館さんに立ち寄ってしまいました。
ちなみに、この岡崎旅館さん、じゃっぽの湯の裏手にある新館と、細い通りを挟んで、名号湯側にある本館があります。
地下で繋がっており、実はどちらのお風呂にも入る事が出来るのですが、ささやかな抵抗として、今回は新館だけに入って来ました。
やっぱ、宿泊したいし、楽しみはいつかの為に取っておこうと言う算段です。
でも、こんな事やっていると、たまに廃業しちゃったりするんだよなぁ。早いうちに泊まりに来ないと。
さて、そんなで入る事となった、岡崎旅館新館のお風呂。男女別に内湯があります。
浴室入って右側に大きな湯船、左側に洗い場が並んでいました。
結構シンプルな浴室です。
湯船の正面には大きなガラス張りの窓があります。浴室はフロントから階段を降りた地下にあるのですが、傾斜を利用して建てられた建物のため、窓から景色を見下ろす事が出来ます。
季節柄、浴室内は湯気で蒸しています。窓ガラスの外を見ても、寒々しい光景が広がるだけです。
せめて雪が降っていれば、それも楽しいのですが、今年は暖冬なのか、この日の天気は雨です。雨見ていても、あまり楽しくはありません。
季節が良ければ、なかなかの眺めだったのではないでしょうか。
お湯は無色透明で、勿論掛け流しになっていました。
源泉は青根の共有源泉です。ほんのり甘い芒硝系の香りがします。ただ、期待していた程に臭いがしません。
以前、同じ源泉で他の施設に入った際は、もう少し強く感じたのですが・・・
この日のお湯のコンディションかな?湯船の大きさや湯口からの源泉温度・投入量を考えると、加水とかはしていないと思うのですが。
温度は適温で、42度くらいです。もう少し熱ければビリビリ来る感触を楽しむ事が出来るので、ちょっと残念です。
しかし、ビリビリの代わりに、温い芒硝系で感じるサラサラした肌触りを感じる事ができます。
お湯から上がっても、一切ベタつきがなくて、気持ちが良いです。
地味と言えば、とても地味なお湯です。温泉に「らしさ」を求め、濁り湯だったり強い硫黄臭を期待する人には、あまり向かないかも知れません。
でも、この地味なお湯、私は好きなのです。
疲れを知ることなく入る事が出来る温度で、ずっと入っていたかったのですが、残念ながら次の行程もあるので、時間切れ。
今回敢えて入らず残しておいた本館に、いつか入る事を夢見つつ、その場を後にしました。
やっぱり宿泊で来たいなぁと感じた一湯でした。
2009-12/26
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