宮城県遠刈田温泉

たまや旅館(遠刈田温泉)★4.0

ナトリウム・カルシウム・硫酸 塩・塩化物泉
(遠刈田7号泉) 65.7度 / ph7.0
Na+ = 444.1 / K+ = 29 / Ca++ = 290.2 / Mg++ = 6.7
Cl- = 261.7 / SO4– = 897.8 / HCO3- = 356.9
H2SiO3 = 73.9 / CO2 = 477.5 / 成分総計 = 809.5mg

宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉本町21
0224-34-2316
男女別内湯
525円
10:00 – 15:00

遠刈田温泉の共同浴場、壽の湯から通りを挟んですぐの所にあるお宿です。

余談ですが、当初は壽の湯のすぐ隣にある、大沼旅館に立ち寄ろうと思い、中に入って交渉してみたのですが、清掃中と言われて断られてしまいました。
「いつ清掃が終わりますか?」「明日だと何時頃に来れば入れますか?」と聞くも、宿泊の方がいるからなどを理由に、結局明確な回答は得られず。
実は、大沼旅館で断られるのは、これで2度目なのです。蔵王三湯の湯めぐり手形企画にも参加している筈なんだけどなぁ。ハードルが高いです。

さて、そんなで立ち寄る事になった、たまや旅館。大沼旅館で断られた後なので、恐る恐る日帰り出来るか聞いてみたのですが、アッサリどうぞと受け入れて下さいました。とても感じが良いです。

これまた余談ですが、この日は、遠刈田、青根、峩々で使える、蔵王三湯の湯めぐり手形を使用しました。
鳴子と同じパターンで、各施設に必要分のシールを渡す方式です。観光協会などで購入出来て、1200円で15枚のシールがついてきます。
どこの施設も、普通に現金で入るよりも、僅かに安くなります。このたまや旅館さんだと、5枚必要ですので、現金だと525円の所が、実質400円になります。
ただ、施設によっては必要な枚数が異なる上に、大沼さんみたく断る場合もあるので、予定通りに15枚ぴったり使い切る事は結構大変です。
有効期間も半年と短く、私のような遠方からの人には、半年の間に再訪出来ない事もあるわけで、使い辛いです。
湯めぐり手形自体は、色んな温泉で使わせて貰っており、とても嬉しい企画です。遠刈田と青根は大好きな温泉地ですので、是非活用したいのですが・・・もう少し使い勝手良くして欲しいなぁ~

閑話休題。
そんなで、入る事が出来た、あずまやさんのお風呂。男女別で内湯のみでした。
浴室はお宿の規模からすると相応な広さです。湯船は正面にひとつ、湯面の少し高い位置からザブザブと注がれています。
それとは別に、左手前に打たせ湯が一本ありました。
2ヵ所から注がれたお湯は、湯船の隅に着られた掛け流しポイントから溢れています。
ひと目で分かる、素晴らしい掛け流しです。

源泉は共同浴場などにも引かれている、7号源泉です。遠刈田でも少し外れると別源泉がありますが、温泉街の中心部は、全部この7号源泉です。
初めて入るお湯ではありませんので、別に珍しくも・・・
と、思って、掛け湯してみると、ん?こんなに金気臭が強かったかな???
私の中での遠刈田のお湯は、勿論強い金気臭の記憶はありますが、それと同時に、土類臭や薬系の臭いも混ざる、複雑な臭いのするお湯だったのです。
でも、この日のお湯は、かなりピュアな金気臭がします。
季節のせいかな?それとも、この日の源泉の調子がこうだったのかな?
どっちが好きかと言われたら、どっちも好きなんですけれどもね。

湯船に浸かると、ザバーっとお湯が溢れて、とても幸せな気分を味わう事が出来ます。
共同浴場と違い、利用者の数が少ないため、お湯の鮮度がとても良いです。
温度は44度くらいで、僅かに熱めですが、ギリギリ適温と呼べる範囲です。
う~ん、気持ちが良い。じっと入っていると、体が芯から温まり、汗がとめどなく流れ出ます。
なんせ誰もいませんので・・・遠慮無しに洗い場で横になり、お腹に掛け湯したりと、じっくりお湯を堪能させて貰いました。

遠刈田には共同浴場がありますが、こうやってたまには旅館も良いですね!
やっぱり旅館めぐりはやめられないなぁと感じた、素敵な一湯でした。

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