単純温泉
(山武温泉 さくらの湯)
37.5度 / ph8.1 / H14.8.21
Na+ = 12.5 / K+ = 0.7 / Mg++ = 1.0 / Ca++ = 21.3
Fe++ = 1.9 / Fe+++ = 3.2 / Cl- = 6.8 / HCO3- = 22.9
SO4– = 42 / H2SiO3 = 13.7 / CO2 = 11
溶存物質総量 = 126.5mg
宮城県栗原市栗駒文字荒砥沢45-27
0228-47-2111
男女別内湯 ・ 露天風呂
600円 (土日祝は700円)
10:00 – 20:00
荒砥沢ダムのすぐ脇にある、辺境の温泉です。先導する友人の車についていったので迷う事無く到着しましたが、あまり人が来ないような場所にポツンとあります。
こんな所に一体誰が来るのだろうと言う気になってしまいますが、なかなか綺麗で立派な施設で、場違いな印象すらしてしまいます。
玄関先には「さかな君」のサイン入り色紙が飾られています。
ココではチョウザメ料理を食べれる(要予約)そうで、さかな君もチョウザメに舌鼓を打ったのでしょうか?
お風呂は男女別で、内湯と露天がありました。
ただ、この日は訪れた時間のせいか、露天のお湯はちょうど注がれている最中で、寝湯程度にしかなく、内湯のみの利用となりました。
どちらも同じ源泉が注がれている様子です。
ちなみにこの露天、勿論男女別で、仕切りもあるのですが、この仕切りが妙に中途半端。
女湯側が見えなそうでしっかりと見えてしまいます。
これ、無警戒な女性が入ってしまったらと思うと、ちょっと問題があります。
しっかりしたモノを作るか、いっそう混浴にしてしまえと・・・
内湯は洗い場数名分と、10人以上でもゆったりと入る事が出来る広々とした湯船がひとつありました。
僅かに土色に濁って見える透明度の高いお湯で、湯口から熱めのお湯が注がれてり、しっかりオーバーフローする掛け流しになっています。
お湯は少しだけ熱めの適温。湯船の大きさに対する湯量は多いとは言えませんが、少ない利用者のせいか、とても鮮度が良い印象です。
殆ど臭いのしないお湯ですが、じっくり観察すると僅かに土類臭と金気臭がします。
特徴の無いお湯で僅かな個性を見つけると、何だかそれだけで嬉しくなってしまいます。
肌触りにもこれと言った特徴がありませんが、個人的には結構好きです。
口に含むと、これまた殆ど無味。味覚と研ぎ澄まして味わってみたところ、鉄分のせいでしょうか、僅かながら渋みのような味がしました。
体がしっかり暖まるのですが、浴後は肌がサラリと乾き、ベタつきが残りません。
毎日利用しても飽きが来ないタイプのお湯です。
ちなみに、チョウザメに並ぶココのウリのもうひとつが、玉川温泉と同じラジウム鉱石だそうで・・・
湯口の下にラジウム鉱石を入れているのだそうな。
ん~・・・ラジウム鉱石に効能があるか無いかはさておき、そう言うのは水道水を沸かしている非温泉施設に任せ、源泉そのままで勝負して欲しいと思うのは私だけでしょうか?
何だか安っぽく感じてしまうのです。
ともあれ、なかなか良いお湯で、私は結構気に入りました。
ただ、入浴料の700円(平日は600円)はちょっと高いなぁ~・・・
場所が場所だけに、そのくらい取らないと採算がって事かも知れませんが、利用者からすると、逆に場所が場所だけに、もっと安くして欲しい気がします。
350円だったら★4.0つけたのですが、そんなわけで★は3.5になってしまいました。
個人的には頑張って欲しいと思う一湯です。
2007-5/12
コメント