秋田県

ホテルリビエラ (りんどう温泉) ★4.0

ナトリウム・塩化物・炭酸水素 塩泉
(竜胆温泉) 55.6度 / H12.3.29
Na+ = 1318 / Fe+++ = 11 / Cl- = 1468
SO4– = 169.8 / HCO3- = 1318

秋田県横手市杉目字村後2-8
0182-32-3911
男女別内湯 ・ 露天風呂
休憩2時間で4300円から
営業時間: 部屋が空いていればいつでも

翌日は早い時間から田沢湖高原温泉で湯巡りを計画していた私。
この日の宿泊先は決めておらず、盛岡辺りのホテルに泊まるか、泊まるところが無い場合は車内で寝ようかと考えていたところ、友人から電話が入りました。
その友人に事情を話したところ、「それならば」と薦められたのがここ、ホテルリビエラです。
田沢湖まで1時間程度、秋田県の横手にある、ラブホで、なんと温泉を引いているのです。
宿無しにはとても有り難く、早速利用させて頂きました。

まぁ、ラブホですから・・・部屋さえ空いていれば24時間いつでもチェックイン出来ます。
全室温泉との事でしたので、とりあえず一番安い部屋に入る。
宿泊で7900円。ひとりあたりおよそ4000円で、旅館の素泊まりと大差無いのが嬉しいです。
全室離れになっており、プライバシー確保はバッチリです。

さて内部。広々としており、とても綺麗でした。温泉だけに和室をイメージしているのか、とても雰囲気が良いです。
どうでも良いですが、部屋の内装やアメニティを考えた場合、普通の旅館で素泊まりするより、ラブホの方がコストパフォーマンス良いんですよね。
まぁ、旅館で素泊まりの場合は午後3時頃からチェックインできますが、ラブホの場合3時に入ってしまうと宿泊代+休憩料金+延長代を支払わなければならず、単純な比較は出来ないのですが・・・

さて、肝心のお風呂。高い部屋はどうなっているのか知りませんが、私が利用した部屋は家庭用みたいな内湯があるだけの狭いものです。
入って最初に気が付いたのは、室内に充満する塩素臭。まぁ、こう言う場所ですので、消毒は必要以上にして欲しく、気にはなりますが有り難いような気もします。
普段塩素臭を毛嫌いする私ですが、この時ばかりは微妙な感じです。

湯船は一人用で、無理やり詰めれば2人入れる広さ。個室風呂なので問題はありませんが、もしこの風呂に他人一緒に入れと言われたら断固拒否します。
贅沢な事に、浴室内にはテレビまで設置されていました。

蛇口を捻ってみたところ、無色透明のお湯が凄い勢いでお湯が溢れ出しました。
温度はおよそ46度で、熱いですが何とか入れます。お湯からは潮の臭いが漂い、僅かに金気臭も混じっています。
恐れていた塩素臭ですが、お湯そのものからはしません。浴室入った直後に感じた臭いは、清掃時についたものか、お湯には余程少量しか入れていないのでしょう。
口に含むと塩味がして、金気味なども混じり、お吸い物のようなダシ味が効いています。
湯船は10分もしないうちに一杯になりました。
蛇口を閉めて湯底を見ると、黒い湯花のようなものが沈んでいます。
なんだろ、コレ?

さて、早速入浴。勿論加水などせず、46度のお湯にそのままドボン!
凄い勢いで溢れるお湯に感激!それにしても、ウーン、熱いっ!
含まれる塩分によって余計熱く感じ、一瞬で体が暖まり、搾り取られるように汗がどっと噴出します。
折角テレビがあるのに、お湯に浸かったままでは長湯出来ません。
しかし、気持ちが良い事この上なく、格闘するように出入りを繰り返し、途中一度お湯の張りなおしまでしてしまい、気が付いたらおよそ1時間近く浴室に篭ったままでした。
(加水しろですって?嫌です!キッパリ!)

宿無しで北上する時など、またお世話になるかも知れません。
ラブホだからと侮るなかれ。立ち寄り湯としてはベラボーに高いですけど、入ってみる価値はある一湯だと思いました。

2007-4/26

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