最終入湯日 : 2007-4/28
単純温泉
(相乗2号、3号、4号源泉)
52.4度 / ph8.35 / 83L / 自噴 / H16.3.8
Na+ = 87.6 / K+ = 2.1 / Ca++ = 59.3 / Cl- = 73.6
SO4– = 209.3 / HCO3- = 17.7 / CO3– = 7.2
H2SiO3 = 64.7 / 成分総計 = 523mg
ナトリウム-塩化物泉
(相乗1号源泉)
43.4度 / ph7.23 / 自然湧出 / H16.10.20
Na+ = 2539 / K+ = 155.3 / NH+ = 0.8 / Mg++ = 214.4
Ca++ = 514.1 / Fe++ = 12.6 / Cl- = 5057 / Br- = 9.8
SO4– = 58 / HCO3- 838.6 / H2SiO3 = 99.3
HBO2 = 43.6 / CO2 = 723.3 成分総計 = 10300mg
青森県平川市碇ヶ関西碇ヶ関山185
0172-49-5005
男女別内湯 ・ 露天風呂
300円
6:00 – 20:00
湯ノ沢温泉をはじめ、古遠部、県境をまたいで、矢立赤湯、日景など、素晴らしい温泉が当然のように沸いている一帯。以前この「あいのり」の前を通過した際、気にはなりつつも、素通りしてしまいました。
後日友人に話を聞いたところ、「そんなに悪くないよ」との事でしたので、立ち寄っておくべきだったと少し後悔。1年ぶりに碇ヶ関を再訪したので、今度こそはと素通りせずに入浴してきました。
お風呂は内湯と露天があります。
まずは内湯。タイル張りのシンプルな浴室ですが、結構広くて快適です。
湯船はひとつあり、無色透明のお湯が注がれていました。
湯口から良い勢いで源泉が溢れる気持ちの良い掛け流しで、ほんの僅かに石膏臭と芒硝臭が漂う、気持ちが良いものです。
ただ、一帯の強烈で個性的なお湯に比べると、あまりに没個性的な単純泉。違う意味で驚いてしまいました。
続いて露天風呂。こちらも広々としており、開放的。岩風呂の湯船と、もうひとつ、小さな湯船がありました。岩風呂の方に張られたお湯は、内湯と同じ単純泉で、無色透明のほんのり石膏臭が漂うもの。
なかなか気持ちが良いロケーションで、お湯の鮮度も良く、単体で考えた場合、とても素晴らしいものなのですが・・・
しかし、特筆すべきは、広々とした岩風呂ではなく、小さな湯船の方なのです。
2人入るのがせいぜい。3人以上でも入れなくは無さそうですが、かなり窮屈な思いをするであろう小さな湯船は、温泉の成分によって真っ赤に変色しています。
辺りに炭酸臭と金気臭が立ち込めるとても力強いお湯で、湯口から間欠泉のようにドバドバとお湯が勢い良く注がれていました。
お湯はほぼ適温。浴槽に体を沈めてみると、金気臭と炭酸臭がいっそう強くなり、思わずむせかえってしまいます。
鮮度は言うまでも無く抜群。本来であれば浴槽と同じように赤茶色に濁りそうなものですが、透明でとても澄んでいます。
最初単純泉を見たときはその没個性ぶりに拍子抜けでしたが、このお湯はまさしくこの碇ヶ関一帯に相応しい、とても個性的で素晴らしいお湯です。これはとても気に入りました。
唯一残念だったのが、臭いに釣られてか、周囲に小蝿が飛んでいた事でしょうか。
あまり大量ではありませんでしたが、ちょっと落ち着かないです。
春先でこんなだと、お盆頃にはアブなども発生し、凄いことになりそうです。
メンテナンス大変そうだけど、内湯に移したほうが良いんじゃないかな・・・?
今まで素通りしてきた事を少し反省した一湯です。
周辺湯巡りの際は是非とも立ち寄る事をオススメします。
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