青森県

民宿 はせ川 (板留温泉) ★4.0

最終入湯日 : 2009-4/11

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
(板留源泉) 63.5度 / ph7.31 / H17.6.1
Na+ = 254 / K+ = 13.3 / MH4+ = 0.5 / Ca++ = 290.1
Mg++ = 4.6 / Cl- = 204.2 / F- = 1.3 / Br- = 0.5
SO4– = 940.5 / HCO3- = 72.6 / H2SiO3 = 128.4
HBO3 = 18.4 / 成分総計 = 1929mg

青森県黒石市大字板留字宮下21
0172-54-8223
男女別内湯
200円

前から少し気になっていた温泉、板留温泉。すぐ近くを通り過ぎる事は何度かありましたが、入った事はありませんでした。今回、思い立って利用する事に。
幾つか民宿が並んでいるのですが、その中で選んだのがココ、はせ川さんです。
板留の民宿に色々と入った友人が、ココは良いとイチオシしてくれました。

ちなみに、以前は共同浴場があったのですが、川沿いで危険だと言う理由から、撤去されてしまっています。板留温泉に入るには、旅館の立寄りを利用するしか方法がありません。
うーん、場所を変えるなりして、板留温泉共同浴場を復活させて欲しいものですが、近くに落合や温湯の共同浴場があるので、建て替えは難しいのかも・・・

さて、そのはせ川。明るいうちにチェックインしたのですが、その後、晩御飯を食べに外に出たので、利用したのは夜遅くなってからです。
お風呂は男女別に分かれています。浴室は家族風呂サイズ。
小さな湯船が好きな私には、嬉しい手狭さです。ただ、この狭い空間で、仮に見知らぬ人と一緒に入らなければならないとすれば、少し窮屈です。
いっそ家族風呂にしてしまえばと思わなくもありません。

で、そのお湯。無色透明のお湯が張られています。湯船に身を沈めて、軽くかき混ぜると、沈殿していた湯花が舞い、うっすら土気色に濁ります。ちょうど足先が霞む程度です。
友人曰く、普段はこんなに濁らないとの事。温泉って天然物なので、その時の調子で違って来るのかも知れません。

温度は40度ちょっとで、少し温めですが、そんな時は蛇口を捻って熱い源泉を足すのが板留スタイル。
まるで水道の蛇口ですが、コレが湯口。捻ると熱いお湯が出てくるので、好みの温度になるまでお湯を足します。
暫くすると43度くらいまで温かくなったので、お湯の勢いを緩める。
話によると、板留では水道と同じく、使った分のお湯代を支払うのだそうです。
あまり無駄遣いしないように気をつけます。

お湯からは、芒硝臭と、ほんの少し土類臭のような物を感じます。
何となく、遠刈田を薄くしたような、優しいお湯です。
温度が低いので芒硝特有のビリビリ感を感じる事は出来ませんが、代わりに、サラサラする心地良い肌ざわりがあります。
暫く入っていると体が火照るので、お湯から上がると、すぐに冷え、またすぐお湯に浸かりたくなってしまいます。これも芒硝泉ならではの特徴でしょうか。
最近この手の泉質に目が無いんだよなぁ・・・
夜と朝、じっくりお湯を楽しむ事が出来ました。

チェックアウト時、女将さんと玄関前で立ち話をしました。
とても感じが良い女将さんで、話が盛り上がり、経ち去り際の挨拶程度のつもりが、気付いたら15分くらい経っていました。
自宅に近ければ、プチ家出とかに利用したい一湯です。

・・・青森遠いってば。(涙)

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