最終入湯日 : 2005-5/3
含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩温泉
青森県西津軽郡深浦町舮作字鍋石76-2
男女別内湯 ・ 露天風呂
0173-75-2011
入浴 : 450円
国道101号線沿いにある一軒宿です。
日本海に沈む夕日が見える野天風呂が有名な、黄金崎不老不死温泉から、約1km程度しか離れていない所にあります。
101号線を走っていれば、「遊離二酸化炭素量が日本一」「日本一の大水車」等という看板が結構手前から出ているので、迷うことは無いでしょう。
それにしても、「日本一」がお好きだ事・・・
まず、受付に入ると、愛想の良いオバチャンが相手にしてくれます。
自遊人のパスポートを見せると、「自遊人パスポート持参の方は、雑誌と同じ金額をお支払い下さい。」とか言われる。
「え?え???確か、自遊人って680円だったかな?でも、何で?」と、怪訝な顔していると、オバチャン、パスポートに判子を押しながら、「冗談冗談。でも、自遊人は良い商売しているよね。お蔭で雑誌の発行部数伸ばしてさ。」と仰る。冗談って、おいおい・・・
パスポート利用の時は、ただでさえ一円も払わずに肩身狭いんで、ヘンな冗談は言わないでね!
でも、悪い人では無さそう。私達が中に入ると、「ごゆっくりー」と言って、飄々としていた。
さて、お風呂ですが、内湯と露天風呂があります。
まずは内湯。浴室に入った瞬間、物凄い湯気と、洗い場から伝わる洗髪料の臭いが襲って来て、たまらなく息苦しくなる。換気が悪いのかな?
湯船は10人同時に入っても余裕がありそうな、結構広いもので、そこに黄土色に濁った44度のお湯が張られています。
湯口からのお湯を舐めると、強烈な塩分と、僅かな鉄味&炭酸味がしました。
塩分のせいか、一気にからだが温まり、あまり長湯は出来ませんでした。
次に、内湯を出てちょっと歩いた所にある、露天風呂に入ります。
内湯から露天風呂へは、裸のまま行けます。途中、色んな所から見られてしまうような気もしますが、男の子だからキニシナイ・・・
露天の湯船は、青森ヒバで作られたシンプルかつ風情があるものです。
小さな湯船で、4人も入れば窮屈な広さですが、内湯の混雑に比べ、あまり利用している人はいませんでした。
お湯の温度は、40度程度で少し温めの適温。
開放感がある穏やかな所で、遠く日本海を眺めながらゆっくり浸かる事が出来ます。
暫くすると、目の前に五能線が通り過ぎていきました。
うーん、五能線が目の前を走ったからと言って、別に何がどうだと言う物ではありませんが、話のネタとしては面白いかも知れませんね。
湯あがりに、宿の周囲を散策する。
建物隣には、「日本一」を称する大水車があります。
聞けば、直径22メートルもあるんだとか。
ひえぇ~・・・こんなバカでかい物建てて、一体何に使うんだか・・・
水車が回るたび、「ギィィ~・・・ゴトンゴトン」と、今にも壊れそうな音を建てています。大丈夫なのか、オイっ!?
残念ながら、その後に建てられた埼玉県寄居町の23メートルに越され、現在では日本2位の座に転落してしまったとか・・・哀れ。
でもまあ、迫力がある事だけは確かですので、温泉に入ったついでに見て行くのも一興でしょう。
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