最終入湯日:2008-5/11
単純硫黄泉
(マグマの湯)
岩手県八幡平市松尾寄木第1地割590-228
0195-78-2333
男女別内湯
300円
9:00 – 21:00
八幡平温泉の、岩手県側です。湯めぐり駆け出しの頃、この一角にあるペンションに泊まり、森の湯と言うセンター系の施設に立ち寄った事がありますが、久しぶりに再訪してみました。
それがここ、友人イチオシの元湯七滝です。森の湯と同じ、造成泉のマグマの湯が源泉として引かれています。
恐らく旅館なのですが、素朴な感じの、食堂のような外観をしています。日帰り入浴に積極的のようで、入浴可能の案内が堂々と掲げられていました。
お風呂は、内湯が男女別にあり、最近出来たと言う混浴の露天風呂があります。
まずは内湯。タイル張りの素朴な浴室で、手前に洗い場、奥が湯船になっていました。
お湯は無色透明。タイルのせいで、心なしか青く見えます。
湯底には白い湯花が沈殿しており、かき混ぜると粉雪のようにぱっと舞い上がります。
臭いはうっすらと甘い硫黄臭。癖が無くて入りやすい、優しい臭いです。肌触りはしっとりツルツルする感じで、とても柔らかく、肌に馴染む感じが悪くありません。
八幡平のマグマの湯に浸かるのはずいぶんと久しぶりで、昔入った時の事はあまり覚えていませんでしたが、こんなに良い印象はありませんでした。
やっぱりお湯の使い方ひとつで印象は変わるなぁと実感です。
続いて露天風呂。男湯から行く場合は、廊下経由になるので、一旦服を着て移動する必要があります。
逆に女湯からはそのまま行く事が出来るようになっていました。
こちらには洗い場が無く、岩組みの湯船がひとつあるだけの、シンプルな物です。
張られているお湯は内湯と同じ。印象もほぼ同じですが、少しぬるめに感じます。
ゆっくりと長湯するには気持ちが良さそうな温度設定です。
湯口からは熱い源泉が静かに注がれていました。白い湯花が髭のようにこびりついており、その湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅ぐと、はっきりと分かる硫黄臭がしました。
浴後、水を頂きながら、ご主人のお話を伺いました。
ここのお湯は加水や循環などをせず、毎日お湯も張り替えているそうで、お湯に対する強い拘りと自信を感じます。
このまま良いお湯を維持していって欲しいですね!
八幡平には色々と入浴出来る所がありますが、自信を持ってお勧め出来る一湯です。
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