北海道

ペンション熊牛 (熊牛温泉) ★4.0

アルカリ性単純温泉
(熊牛温泉3号井) 58.8度 / ph8.8 / 900L(自噴)
Na+ = 220.1 / Cl- = 279.1 / HS- = 0.5 / HCO3- = 85.1
CO3– = 21 / H2SiO3 = 189.6 / HBO2 = 13.8
成分総計 = 826mg

北海道川上郡弟子屈町熊牛原野86-23
01548-2-2956
貸切内湯・露天 × 2
300円 (2回目以降は250円)
7:00 – 23:00

十勝清水から程近く、熊牛地区にあるペンションです。
とある方がココに立ち寄りたいといいはじめ、札幌のGさんが営業時間などを調べる為に何度も電話したのですが、一向に繋がらず・・・
きっとやっていないんだよと説得したのですが、その方、どうしても行きたいと仰り、それならばダメモトで行ってみるかと言う事になりました。

で、地図を頼りに到着。
周辺は温泉付き分譲地のようで、数件の家が立ち並んぶ中にペンション熊牛がありました。
「どうせやっていないって」と、引導を渡すために立ち寄ったつもりが・・・
なんと、誰も電話に出なかったはずの施設に人影が!
恐る恐る入浴出来るか聞いてみたところ、あっさりとOKを頂きました。
ラッキー! 予想外の展開と、その「あるお方」の強運に一同ビックリ。
それにしても何で電話に出ないデスカ!?
ま、無駄足にならずに済んだのでヨカッタヨカッタ。

お風呂は2箇所あります。
別に男女別と言うわけではなく、どちらも貸切で利用しているみたいです。
たまたまこの日は他に利用者がおらず、その両方に入れていただく事が出来ました。
なお、引いているお湯はどこも同じです。

まず最初に、手前側のお風呂に入ります。内湯と露天がありました。
内湯は小ぶりな湯船が一つあるだけの、家庭用お風呂の延長とも言える広さのものです。
貸切なので問題無いですが、見知らぬ人と一緒になったら息が詰まりそうですね。
お湯は紅茶色をしたモール泉で、水道のような湯口から熱めの源泉が少しずつ掛け流されていました。
ほんのり甘いモール臭と微々金気臭が香る、とっても気持ちが良いお湯です。
肌触りがとてもツルツルして気持ちが良く、じっとしていると体中に気泡がつきます。
蛇口から出てくる源泉の臭いを嗅いでみたところ、ごく僅かに硫黄臭がしました。
口に含むと爽やかな甘みを感じます。
いやー、気持ちが良い! 湯船が小さいので鮮度も良いみたいです。

続いて露天風呂。木組みの浴槽が一つありました。
こちらにも内湯と同じお湯が張られています。
浴槽自体はステンレス製のもので、オシリが妙にツルツル滑るのが気になりますが、なかなか気持ちが良くココも気に入りました。

次に奥のお風呂にも入りました。こちらにも内湯と露天があります。
内湯には長方形の湯船があり、手前浴室のものよりも広めです。お湯は勿論同じ。
最大の違いは露天です。贅沢にも、大小2つの円形浴槽がありました。
張られているお湯はどの湯船でも一緒です。ただ、特筆すべきは小さな湯船。
一人入るのが精一杯、それも、かなり小さく、体の大きな私が入ると肩までお湯に浸かる事が出来ないほどのものですが、湯船が小さいゆえに鮮度が抜群に良いのです。
まるで違うものと言わんばかりに物凄い泡が体中を包み込みます。
いやぁ・・・ 凄い!
ただ、難点なのは、かなり熱いという事。
この浴槽に限らず、ペンション熊牛の湯口は水道蛇口のように自分で調整出来るので問題はありませんが、私が入った時はとにかく熱かったです。
(友人が笑顔で激熱源泉を投入したからなのですが・・・ ^^;)
もう少し冷ましてから入ったほうが気持ち良いでしょうね。

思いがけずに入る事が出来たとても気持ちの良い一湯です。
ちなみに、立ち寄り湯の利用料金は300円ですが、2度目以降だと250円なんだとか。
おぉ~! 何とも嬉しいサービス!!!
・・・と、言いたいところですが、ここはなんせ北海道です。
次に来れるのはいつになる事やら・・・
お近くにお住まいの方は利用されてみてはいかがでしょうか。
(って、私のHPに訪れる道東の方はいらっしゃるのでしょうか・・・? ^^;)

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