最終入湯日 : 2008-7/21
含食塩 硫黄温泉
48度 / 310L / S50.10.15
北海道白老郡白老町字萩野426-2
0144-83-4923
300円
虎杖浜地区の一角にある温泉です。海岸沿いの国道から住宅街のような中に入り、1キロ程走った所にありました。お湯が良いとの評判で訪れましたが、普通に探したのでは、まずもって見つける事が出来ないであろう場所にあります。
外見はとっても素朴。こぢんまりとしたお宿で、地元の人たちが銭湯代わりに使っているような印象です。
もちろん宿泊も受け付けており、素泊まりだと、なんとたったの2000円!
ちなみに、玄関先に張られた入浴料金の案内の隣に、「シオカラ 1000円」と書かれていました。
どれくらいの量が1000円だか分かりませんが、入浴料の約3倍、宿泊代金の半額のお味は一体どんなものなのでしょうか。買ってみれば良かったと今さらながら後悔。
内部も外見相応に鄙びています。浴場は男女 別で内湯のみのシンプルな物でした。
さて、その内湯。タイル張りで年季を感じる、こざっぱりとした物です。左手側に洗い場が並び、奥に湯船がひとつあります。
お湯の色はうっすらウーロン茶色をした透明な物で、ぱっと見てモール泉である事が分かります。湯口からはお湯がザブザブと注がれていました。
ちなみにこの湯船、男湯と女湯で繋がっており、仕切りがされているだけの物です。残念ながら女湯側には湯口が無いとの事。当初は混浴だったものを、後から男女別に仕切りを作ったのかも知れませんね。
で、そのお湯。少し熱めです。ちなみに女湯 側には湯口が無いことから、適温だったとの事。肌触りがツルツルする、いかにもなモール泉の感触があります。
特徴的なのは匂いで、なんと、アブラ臭がするのです。鉱物臭と硫黄臭に、ハッキリと分かるアブラ臭で、どことなく津軽チックな感じがする芳醇な匂いがします。
お湯の温度が熱めなので、じっとりと汗をかき、とても温まります。
湯口からは熱いお湯が注がれており、口に含んでみると、ほんのり薬味がしました。
なんだか、アブラ味とでも言うのでしょうか、揮発系のアブラ臭が鼻を抜けて行くのが分かります。
口に含んだ後は、イソジンでうがいをした時のような、スースーする感じがしました。
ちょっと珍しい味です。でも、友人はそんな事が無いと言っていたので、私だけの勘違いかも知れませんけど・・・
友人の話によると、虎杖浜エリアでも、千歳寄りはアブラ臭が強い傾向にあるそうな。
以前虎杖浜エリアの「アヨロ温泉」に立ち寄った事がありますが、そことの違いに驚きました。
虎杖浜エリアにはココ以外にも立ち寄れる所が沢山あり、俄然興味が沸いてきました。
是非とも、一度集中的にこの一帯の温泉めぐりをしてみたいと思いました。
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